東ソーは11月1日、2017年3月期第2四半期決算説明会を開催し、河本浩爾取締役常務執行役員が決算内容を説明した。
売上高は3371億3200万円で前年同期比12・5%減となり、営業利益は413億700万円で同28・5%増、経常利益は366億2100万円で同12・2%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は248億8100万円で同28・4%増となり、減収増益となった。
売上高については、円高及び海外市況の軟化により輸出販売価格が下落したことに加え、ナフサ等の原燃料価格の下落に伴い、石油化学製品の価格が下落したことが減収の要因となった。利益面では販売数量増に加え、原燃料安を背景とした交易条件の改善等により、全ての利益項目で前年同期に続いて最高益を更新した。
セグメント別に業績を見ると、石油化学事業ではエチレン、プロピレン等のオレフィン製品は、3~4月に四日市事業所で実施した定修による生産量減少に伴い、出荷が減少した。また、ナフサ価格等の下落を反映し、オレフィン