日本ベルト工業会がこのほど発表した16年1~9月のゴムおよび樹脂ベルト生産状況によると、ゴムベルト生産量(新ゴム量)は内需と輸出の合計で1万9764t、前年同期比9%減となった。コンベヤは内需・輸出とも振るわず同15%減。伝動ベルトは自動車生産の回復傾向を反映して、前年同期実績をわずかながら上回った。7~9月の伝動が同5%増となり、上半期の落ち込みをカバーした。
四半期別で見ると、1~3月は合計で同10%減、4~6月は同11%減、7~9月は同7%減となった。
品種別のコンベヤ合計では1~9月は同15%減の1万894tとなった。1~3月は同15%減、4~6月は同16%減、7~9月は同15%減となり、2ケタの減少が続いている。
コンベヤベルトの内需は、同13%減の7047tとなった。主要需要先の一つである粗鋼生産は、7~9月で同0・5%増(日本鉄鋼連盟調べ)と回復傾向にあるものの、上半期の生産減が響いた。
コンベヤ輸出
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