住友理工は11月2日、「第17回住友理工チャリティーコンサート」を10月23日、小牧市民会館ホールで開催したと発表した。
招待された約1300名がクラシック音楽を楽しんだ。
同コンサートは、同社設立70周年を記念して2000年に初めて開催し、今回で17回目を迎えた。同社の社会貢献活動における「まちづくりへの貢献活動」として、また同社周辺地域の住民への感謝の思いを込めて公募・抽選を実施し、無料で招待しているイベント。
今回の公演も、同社が支援をしている中部フィルハーモニー交響楽団と、世界中で高い賛辞を受けている秋山和慶氏(同交響楽団アーティスティック・ディレクター/プリンシパル・コンダクター)を指揮者に迎えた。「哀愁の東欧」と題して、スメタナ作曲「連作交響詩『わが祖国』から『モルダウ』」、ドヴォルザーク作曲「交響曲第9番ホ短調op.「95『新世界より』」を披露。また、ゲストにピアニストの広瀬悦子氏が登場し、チャイコフスキー作曲「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23」を演奏した。
来場者からは「親しみのある曲を生で聴けて楽しかった。素敵な音楽で、豊かな時間を過ごすことができた」などの声が聞かれた。会場で寄せられた募金計約40万円は「住友理工あったか募金」の一部と合わせて、東日本大震災復興支援事業の一つとして被災者へのイベント「あったか・さんさん劇場」を開催して活用する。
今後も同社は、地域社会の一員であることを常に自覚し「良き企業市民」として、継続的な社会貢献活動を通じて、社会との信頼関係を築き、豊かな社会づくりに寄与していくとしている。