丸尾カルシウムの2017年3月期第2四半期連結決算は、売上高が56億7200万円で前年同期比1・7%減、営業利益は3億2700万円で同136・1%増、経常利益は3億6600万円で同104・3%増、四半期純利益は2億4900万円で同109・1%増となった。
同社グループ製品の売上高は増加したが、扱い商品の減少と円高の影響を受けた結果、減収となった。営業利益は高機能製品の売上増加、安定供給を目指した設備改良による稼働率の向上、生産コスト改善施策の実施により、大幅増となった。経常利益についても、円高による為替差損の増加もあったが大幅増となっている。
通期の連結業績予想については、当初予想から営業利益項目を上方修正した8月5日発表の予想から、売上高についてを下方に、利益についてはさらに上方修正した。売上高は116億円で前期比3・8%減(前回予想比4・1%減)、営業利益は5億1000万円で同25・8%増(同21・4%増)、経常利益は5億9000万円で同22・1%増(同18・0%増)、純利益は3億8500万円で同24・4%増(同20・3%増)を見込んでいる。