ブリヂストン 米グループ会社がドイツに屋根用断熱材生産拠点を新設

2016年11月10日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは11月10日、米国子会社ブリヂストン・アメリカス・インクのグループ会社であるファイアストン・ビルディング・プロダクツ・カンパニー・エルエルシー(FSBP)が、ドイツ・ハインスベルクに同社グループ多角化事業の主力製品の一つである屋根用断熱材の生産拠点を新設することを決定したと発表した。

 操業開始は2018年を予定している。

 FSBPにとってスペイン・テラサの屋根材の工場に続く、欧州で2ヵ所目の生産拠点を新設することで、欧州の建設業界の顧客に屋根材や屋根用断熱材の供給でより多くの提案を実現し、欧州建材市場での同社のプレゼンスをさらに拡大させていく。

 FSBPのティム・ダン・プレジデントは「生産拠点の新設は事業を拡大していく上で必要不可欠だった。今回、新たに生産拠点を設けることで、欧州のほか世界中の顧客のニーズに今まで以上に応えていく」と述べている。

 同社グループは、2016年中期経営計画で「グローバル経営体制の整備」を重点課題の一つとして掲げ、その取り組みとして「多角化事業の拡充」を設定している。

 今回、グローバルでの生産拠点の新設により、経営の最終目標である「真のグローバル企業」「業界において全てに『断トツ』」に向けて、従来以上に競争優位性のある製品をタイムリーに顧客に供給する体制を構築していく。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー