中倉会長が新工場で会見
式典終了後にメディア向けに記者会見が開催された。中倉会長は工場をマレーシアに決めた理由について、「マレーシア以外にも候補地があり、タイや有力な候補としてベトナムなどを調査していた。
マレーシアに決めた理由はシルバーストーンの工場があるのが大きい。兄弟工場として共同で運営できるのが非常に大きなメリット。新工場で一番困るのが、人の教育、マネージメントを一からはじめることだが、ここでは既存のシルバーストーンの人材と一緒にやることにより、早く成果をあげられる。
人件費や土地が安いからここに決めたと言われるが、そうではなく決めては人だった」と述べた。
また、新工法ATOMの要素を導入した理由について、「我々はアジアに進出する一番最後のグローバルプレイヤーだと思っている。先行他社はコストを意識した進出を行なっているが、当社はあえて技術流失の恐れを冒してでも、低燃費などの高性能タイヤに対応できる機械を導入し、他所にはできない良い物を作っていきたい。
我々は新しい工場を建設する時には最先端の機械を導入する」と述べた。
最後に、「もの作りはいいものを作るのが基本。顧客に信頼して購入して頂ける物作りを目指していく」と技術の重要性を改めて強調した。