ゴムタイムス社 取材メモ アグレッシブなタイヤ投入へ 2018年1月19日 13時 東洋ゴム工業の水谷友重常務執行役員は、幕張メッセで開催された「東京オートサロン2018」のプレスカンファレンスで米国のクルマ文化やトレンドを紹介した。 水谷常務によると、米国の自動車保有台数は日本の約3・3倍、年間走行距離も日本の約7~8倍あり、20~30万キロ走行する車も珍しくないという。 また……
ゴムタイムス社 取材メモ 日本でのプロモーション戦略 2017年12月26日 16時 コンチネンタル・タイヤ・ジャパンは先日、東京ビッグサイトで開かれた「東京モーターショー」で、日本におけるビジネスや電動化、自動運転などをテーマにした個別事業説明会を開催した。 このうち、「アジア太平洋地域におけるタイヤ販売戦略」をテーマとする説明会では、アジア・太平洋地域は、他の地域よりも成長……
ゴムタイムス社 取材メモ 風通しの良い会社へ 2017年12月7日 17時 昨年、28歳の若さで社長就任した入間川ゴムの清水佑樹氏。清水社長は昨年、全社員に行った社員面談を、今年も10月から始めている。 「今年はよりじっくり時間をかけ、社員の要望だけでなく、私の想いを直に伝えていきたい。一人一人の社員と向き合うことで、社員のモチベーションアップにもつなげていきたい
ゴムタイムス社 【取材メモ】たら、ればをやめる 2017年12月7日 11時 巨人打撃総合コーチの吉村禎章氏は、11月17日に開かれたヤマカミ共進会でヤマカミの得意先・仕入先をはじめ、ヤマカミ社員を前に「野球が教えてくれたこと」と題する講演会を行った。 講演会最後で吉村氏は自身が大切にしている3つの考えを紹介した。それによると、一つ目は答えは一つではないこと(いろんな角度か……
ゴムタイムス社 取材メモ タイムリーな見学会 2017年10月20日 13時 日本ゴム協会関東支部は、毎年秋の恒例行事として、ゴムに関連する工場を見学する「施設見学会」を開催している。9月下旬に行われた今年の見学会は、正会員・賛助会員・学生会員の44人が参加し、試験機大手のスガ試験機日高川越工場(埼玉県日高市)と自動車メーカーのホンダ寄居工場(埼玉県大里郡寄居町)を訪れた。……
ゴムタイムス社 取材メモ 「母親のような役割を」 2017年7月3日 9時 5月29日に開かれた大阪ゴム商業会の通常総会で、新会長に就任した大西健路宇都宮製作社長は、会長就任にあたって当会の歴史や会則を復習したという。 会則について、大西会長は「当会はゴム業界の健全なる発展に資するとともに、会員相互の親睦・協調を図ることを目的としている」と紹介。 また、大阪ゴム商業会と……
ゴムタイムス社 取材メモ 「四季島」に採用された技術力 2017年7月3日 9時 工業用ゴム製品商社のニシヤマは6月16日に開いた第73回ニシヤマ会で、西山正晃社長が17年度計画や経営方針を紹介したほか、各事業部長が17年度事業部方針や主要テーマについて説明した。 各事業部長の説明で目を引いたのは、競合他社にはないユニークな技術を持った商品を相次ぎ開発している点だ。 技術開発型商社……
ゴムタイムス社 取材メモ 世界に広がる化学物質規制 2017年5月1日 9時 化学物質の規制強化が国際的な潮流になっている。EU(欧州連合)のリーチ規制やローズ指令に倣い、「中国版ローズ」「インド版ローズ」などアジアでも化学物質規制に対する法制化が進んでいるからだ。 リーチ規制は、EU内での化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規制。規制対象の化学物質は、環境や人体……
ゴムタイムス社 取材メモ 物流コスト上昇を懸念 2017年4月10日 9時 東部ゴム商組のべルトホース部会は3月23日、べルトホース商工懇談会で「ベルトホース流通動態統計調査」を発表した。 同調査は1982年からベルトとホースを隔年で実施してきたが、15年からベルトとホースの合同調査に変わり、今回で3回目の合同調査になる。 同調査は組合対象地区のベルト・ホース取扱商業者の……
ゴムタイムス社 取材メモ 採用広がるカラーコンクリート 2017年3月27日 9時 ランクセスはここ数年、無機顔料(バイフェロックス)で着色されたコンクリート建築の多様性や芸術性、技術特性を広めるための取り組みを「カラーコンクリートワークス」と銘打ち、日本でもその取り組みに注力している。 その一環として、3月7日~10日に東京ビッグサイトで開催された「建築・建材展2017」で、……
ゴムタイムス社 取材メモ フコク海外拠点の増強続く 2017年1月30日 9時 フコクの齋藤祐二執行役員総合企画室長は、12月9日に行った決算説明会の中で、グローバルでのグループの人員が3月の6828人に対し、9月は7126人と298人増加したことを紹介した。 特に大きく増えているのはタイのサイアムフコクで230人、次いで
ゴムタイムス社 取材メモ 全自動のタイヤ成型工程を見学 2017年1月23日 9時 ブリヂストンが16年2月に彦根工場で初導入した新しいタイヤ成型システム「エクサメーション」を見学する機会を得た。エクサメーションは、同社独自のICT(情報通信技術)に人工知能(AI)を実装したシステムで、品質向上、高生産性、自動化によるスキルレス化の3点が主な特長として挙げられる。 見学会では、……
ゴムタイムス社 取材メモ 「ドクター・ハリボー」登場! 2017年1月23日 9時 特殊化学品メーカー、ランクセスは、CSR活動の一環として若者と音楽を支援している。東日本大震災により被災した子どもたちを対象とした、公益社団法人「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)」の活動を支援しているのもその一つで、これまで岩手県山田町、同陸前高田市、宮城県石巻市の3地域で「子どもまち……
ゴムタイムス社 取材メモ 作業用手袋開拓に強い意欲 2016年10月21日 18時 ミドリ安全は10月5日、都内本社でスリランカの手袋メーカー、アドバンスト・テクノロジー・グローブ社(ATG)と日本総代理店契約の調印式を開催した。 調印式を終え、会見に応じた安田一成ミドリ安全セフティ&ヘルス統括部取締役統括部長は、作業用手袋をグローバル展開するATG商品を販売することで、物流や……
ゴムタイムス社 取材メモ 五輪需要を心待ち 2016年10月21日 18時 全国ゴム商組連合会は9月14日に開いた商工懇談会で、各工業会の代表者らに加え、14年ぶりにメーカーの賛助会員(18社22名)を呼んで意見交換を行った。 懇談会では、商業組合側が事前に用意した10の質問を、賛助会員の出席者が答える形で行われた。その中の一つに、東京五輪需要に関する質問があった。すでに需要が……
ゴムタイムス社 取材メモ 16年前半のゴム企業の株価推移 2016年10月3日 9時 2016年のここまでの株式市場を振り返ると、ゴム平均株価(弊紙選定のゴム関連企業32社の株価・週末終値の平均値から算出された指数)は、1月4日の大発会で1218円56銭からスタートし、9月2日に1000円25銭をつけて大引けを迎えた。およそ8ヵ月間で218円31銭下げたことになる。 また、前年は一度も……
ゴムタイムス社 取材メモ 意識改革を進める難しさ 2016年9月26日 9時 東海カーボンの長坂一社長は13日に都内で行った記者会見の中で、構造改革の柱の一つである「社内意識改革」が進んでいない現状を率直に語った。 長坂社長は、「1年半前に合理化策を打ち出した後、経営環境は大きくに変わり、しかも厳しくなったものの、それでも社内の意識はなかなか変わらないことから、今後も社内……
ゴムタイムス社 取材メモ 式年遷宮に学ぶ機械の更新計画 2016年9月12日 9時 日本製の機械には「正確で、壊れにくく、長持ちする」というイメージがある。それは長所に違いないのだが、実際には逆の面もあり得るというところに企業経営の難しさがある。 国税庁によれば、ゴム製品製造業用設備の耐用年数は9年と定められている。一般に、減価償却が終了した機械を使い続ければ利益が出る。30年……
ゴムタイムス社 取材メモ 一球にかける想い 2016年9月9日 13時 東部ゴム商組第38回野球大会は、ヤマカミ(ベルト)の3連覇で幕を閉じた。 大会4日目の準決勝と決勝を観戦した。観戦前は、打撃戦のイメージをしていたが、その予想は全く違った。投手の球のスピード、コントロールもよく、守備もしっかりしており、点が入らなくても見ごたえのある好ゲームが繰り広げられた。 さ……
ゴムタイムス社 取材メモ カー黒市場の現状 2016年8月26日 14時 中期経営計画「T-2018」の進捗状況について説明を行った東海カーボンの長坂一社長は、そのなかでカーボンブラック市場の現状を紹介した。 長坂社長によると、国内のカーボンブラック市場はじり貧にあるとしながらも、グローバルでは成長が見込める商品の1つとした上で、同社の主力事業であるファインカーボン、黒鉛……
ゴムタイムス社 取材メモ 冬タイヤの進化に驚く 2016年8月1日 9時 住友ゴム工業が先日開催した乗用車用スタッドレスタイヤの新製品「WINTER MAXX(ウインターマックス)02」のプレス向け試走会で、初めてスタッドレスタイヤを経験し、その威力をまざまざと体感した。 何しろ冬タイヤを装着した車を運転するのは30年ぶりだ。当時はスパイクタイヤが全盛で、スパイクがアス……
ゴムタイムス社 取材メモ マグネ電池開発に込めた思い 2016年8月1日 7時 藤倉ゴム工業は4日、本社で開催したアナリストミーティングの中で、9月に上市する非常用マグネシウム空気電池「ワットサット」のプレゼンテーションを行った。 ワットサットは電気の単位であるワットと日本語の「さっと」を組み合わせた造語。特長は2リットルの水と付属の塩を専用のケース混ぜあわせるだけで発電……
ゴムタイムス社 取材メモ 業容拡大で社名は? 2016年7月25日 9時 国内のゴム製品の市場拡大が見込めない中で、各企業はゴムにとらわれずに事業領域を拡大するようになっている。そうなると、やっかいなのが社名である。 JSRは先日、ライフサイエンス事業の説明会を開催した。同社は高分子化学に関する技術をベースに、石化系事業からファイン事業、ライフサイエンス事業へと業容……
ゴムタイムス社 取材メモ 準会員制度への期待 2016年6月10日 12時 JATMAの会長交代記者会見で、池田育嗣新会長は4月から導入した準会員制度に関して、すでに準会員となっているミシュランと日本グッドイヤーのほかに、
ゴムタイムス社 取材メモ 欧州の自動車文化を象徴するレース 2016年5月23日 9時 ブリヂストンがトヨタ自動車のレース活動を担当する「トヨタ・ガズー・レーシング」とともに「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に初めて参戦してから、今年で10年目となる。 参戦当時を知るブリヂストンの社員として、レーシングドライバーの大嶋和也氏とのトークセッションに出席した井出慶太・日本直需タイヤ……
ゴムタイムス社 取材メモ 第4四半期の不振響く 2016年5月16日 10時 決算説明会で「一年を通じて悪かったが、特に悪かったのが第4四半期」と語ったのは、JSRの平野勇人上席執行役員。同社の16年3月期決算は、第3四半期までの9ヵ月累計の営業利益は291億円だったにも関わらず、最終的には334億円に留まった。 ということは、第4四半期は50億円弱だったことを意味する。ち……
ゴムタイムス社 取材メモ ゴムホース統計に浮かぶ??? 2016年5月16日 10時 統計はただの数字の羅列に見えるが、かなり奥が深いものだ。日本ゴムホース工業会がまとめた2月のゴムホース生産実績によれば、高圧用、自動車用、その他用の3品目すべてで生産量が前年同月実績を上回り、全体でも前年同月比16・2%増加した。一方、出荷金額は高圧用を除いた品目で下落し、全体では同2・2%減少し……
ゴムタイムス社 取材メモ 「アランセオ」設立の影響は 2016年4月22日 13時 独ランクセスのマティアス・ツァハトCEOが初来日して記者説明会に臨み、新合弁会社「アランセオ」を中心に、合成ゴム事業でグローバル・バリューチェーンを拡大していく方針を示した。他の合成ゴムメーカーにこれがどう影響していくか、気になるところだ。 アランセオは世界最大の合成ゴムメーカーであるランクセ……
ゴムタイムス社 取材メモ まずは目立つことが重要だ 2016年4月18日 9時 盛況のうちに終了した「高機能ワールド2016」で「おや」と思わせられることがあった。それは、以前よりも「目立とう」という意図が感じられるブースが増えたことだ。 そうは言っても、他の一部展示会のように、露出の多い女性が増えたということではない。ブースの造りそのものを、人目のつくようなデザインやレ……
ゴムタイムス社 取材メモ レース用タイヤにかける思い 2016年3月31日 13時 二輪のプロダクションレースの250ccクラスは、ロードレースの入門クラスとして世界的に人気が高まっている。 日本でも、今年から「JP250(ジャパン・プロダクション)」クラスが開催されることになり、住友ゴム工業が新製品の「スポーツマックスα―13SPH」をワンメイクタイヤとして供給することになった……
ゴムタイムス社 取材メモ 勝利への強い意欲 2016年3月25日 11時 ブリヂストンはこのほど、今年のモータースポーツ活動計画の発表会を開催した。 その中でモータースポーツタイヤ開発の取り組みを紹介した、タイヤ製品開発・モータースポーツ技術担当の市川良彦執行役員のコメントから感じられたのは、勝利への強い意気込みだった。 市川執行役員は、まず16年のタイヤ開発は「スー……
ゴムタイムス社 取材メモ トヨタの生産停止が与えた衝撃は? 2016年2月17日 18時 ゴム製品メーカー各社は、最大の需要先である国内四輪車生産の動向に、常に注意を払っている。折しも、トヨタ自動車は2月8日から、愛知製鋼知多工場で発生した爆発事故の影響により、トヨタ本体の工場全ての稼働を一時停止した。 15年年間の四輪車生産台数は前年比5・1%減となったものの、10~12月では前年同期……
ゴムタイムス社 取材メモ 再生ゴムマットで建築需要がわかる 2015年12月14日 12時 ゴムシートはあらゆる産業で需要があるため、「景気のバロメータ」と言われている。建築現場で多く使用されるゴムマットも、その需要推移から建築業界の景気動向が読み取れるそうだ。 日東化工の再生
ゴムタイムス社 取材メモ オールシーズンタイヤは普及するか 2015年12月7日 10時 住友ゴム工業は、全世界で展開する「ファルケン」ブランドの日本での認知度とイメージ向上を図るため、様々な施策を行ってきた。日本人パイロット室屋義秀氏へのスポンサードと、日本初の開催が話題となった空のF1「エアレース」や、昨年に続いて北青山にオープンした「ファルケンカフェ・アオヤマ2015」などで、……
ゴムタイムス社 取材メモ 工作機械の内需減は2年ぶり 2015年11月2日 9時 工作機械の受注金額が減少している。日本工作機械工業会が発表した15年9月の受注速報によると、受注総額は1096億9700万円で前年同月比19・1%減。21ヵ月ぶりに減少に転じた8月に続いて、前年同月割れとなった。内訳は、内需が480億2900万円で同2・3%減、輸出が616億6800万円で同28・6%減……
ゴムタイムス社 取材メモ HP刷新効果で地上波放映 2015年10月26日 9時 企業の情報発信ツールとして、ホームページ(HP)は欠かせない存在だ。SNSへの対応やSEO対策など、新しい課題もあるが、世界中のどこからでもアクセスでき、情報が簡単にシェアできるという利便さは他には代えがたい。 今年6月、テレビ朝日系列で放送された「大改造!!劇的ビフォーアフター」で、クレハエラ……
ゴムタイムス社 取材メモ 究極のスタッドレスはいつ実現? 2015年10月13日 7時 スタッドレスタイヤ商戦が始まった。近年は非降雪地域で大雪が降ることも珍しくないため、タイヤメーカー各社は降雪地域はもちろん、非降雪地域での販売強化にも努めている。 スタッドレスタイヤが発売されたのは三十数年前のこと。それ以前は金属製のピンを埋め込んだスパイクタイヤが使われていたが、舗装路を傷つ……
ゴムタイムス社 取材メモ 上海ショック後も株価を上げた企業 2015年9月28日 5時 8月下旬、上海株式市場の暴落に端を発した世界同時株安により、東京株式市場も大きな影響を被った。8月24~28日の5日間、ゴム関連企業32社のうち、半数を超える17社が年初来安値を更新した。そんな状況の中、ゴム企業の中にはストップ高を記録するほど急騰した銘柄があった。 朝日ラバーは昨年10月より、独自の分……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 印刷用ロールに救世主? 2015年7月6日 10時 複写機やプリンタなどの普及、印刷工程のデジタル化による価格競争により、印刷産業は年々縮小傾向にある。 そうした中、オフセット印刷に使われる「パウダーレスインキ」が登場した。この新しいインキは、印刷用ロールの需要掘り起こしにつながるだろうか。 経済産業省の工業統計によると、昨年の印刷事業所数は約……
ゴムタイムス社 取材メモ 安全基準の強化を追い風に 2015年5月11日 10時 近年は安全意識の高まりから、作業者の安全を確保するための各種基準・法令等が強化されている。 食品加工業界では、13年10月から「労働安全衛生規則」が改正され、食品加工用機械を使用する作業には用具(特殊な化学繊維製の保護手袋等)の使用が義務化された。 防災関連では、消防庁が13年12月に消防団を中核とし……
ゴムタイムス社 取材メモ 水素のミライ支えるホース 2015年4月27日 10時 水素は日本の重要なエネルギー源になれるだろうか。政府が14年に発表した「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を契機に、化石燃料を水素に代替しようとする動きが活発化している。 トヨタ自動車は2014年12月に燃料電池車「ミライ」を発売し、エネルギー各社も水素ステーション整備に力を入れ始めた。 横浜ゴムは……
ゴムタイムス社 取材メモ ブラックペガサスに込められた思い 2015年4月6日 10時 ブリヂストンが「レグノ」の新製品発売に伴い、9年ぶりに製作したTVCMが話題を呼んでいる。ブラックペガサスが力強く疾走し、優雅にはばたくイメージCМで、洗練された映像と音楽が高く評価された。 ペガサスは、ギリシャ神話に登場する空を飛ぶ馬。同社によれば、地を駆る力強さが高い走行性能を表し、羽を持つ……
ゴムタイムス社 取材メモ 消費増税に翻弄された1年 2014年12月15日 10時 年の瀬を迎えて、今年も経営者に話を聞き1年を振り返ってもらう時期になった。 1~3月は消費税増税前の駆け込み需要により、好業績を上げた企業が多かった。4~6月は反動減で販売が低迷、あるいは想定ほど業績が落ちなかったという声もあった。7~9月には消費税の影響がようやく落ち着き、景気回復への道筋が……
ゴムタイムス社 取材メモ トヨタのモジュール化が呼ぶ波紋 2014年12月8日 10時 今、世界の自動車メーカーは競ってモジュール化を進めている。 モジュール化とは、簡単に言えば標準化した部品の組み合わせによって製品を設計・製造すること。代表的な例として、独フォルクスワーゲンの「MQB(モジュラー・トランスバース・マトリックス)」やルノー日産の「CMF(コモン・モジュール・ファミ……
ゴムタイムス社 取材メモ 人材育成に終わりはない 2014年10月6日 10時 仕事柄、毎日のように経営者に話を聞く機会がある。需給動向や収益のこと、注力製品について話を聞いていくと、最後には「人材」にたどり着く。そして、社員教育の必要性と難しさに話が進んでいくのだ。 あるゴム用機械メーカーの経営者は「中堅の社員も育ちつつあるが、一人ずつを見るとどうしても物足りなさがある……
ゴムタイムス社 取材メモ 企業メセナ再び 2014年8月11日 10時 「メセナ」という言葉をあまり聞かなくなって久しい。「企業による芸術文化支援」は、1990年前後のバブル期に音楽や舞台、展覧会への資金提供を中心に盛んに行われたが、バブル崩壊により一気に下火となった。 ただ、その後も地道に芸術活動を支援する企業は存在した。社会の成熟とともに企業の社会的責任が重要……
ゴムタイムス社 取材メモ 反動減は想定内だったのか 2014年8月4日 10時 4月の消費増税による仮需の反動減は、どの企業にとっても大きな懸念材料だった。ただ、ふたを開けてみると「4~6月は、思ったほど落ち込まなかった」と安堵した反応が多く、7~9月の回復に期待する声が高まっている。 今後の企業活動の発展には、内需の回復とともに、円安を背景にした輸出の堅調な伸びも必要だ……
ゴムタイムス社 取材メモ メキシコでの人材確保 2014年7月28日 12時 日本企業が世界中に進出するにつれ、様々な課題に直面するようになっている。 前回はインド市場が思ったほど成長せず、期待外れだったと関係者が困惑していることを書いたが、今回は
ゴムタイムス社 取材メモ 作り手も楽しんだ展示ブース 2014年7月21日 12時 展示会に出展する各企業にとって、どれだけ来場者の目に留まるブース作りをするかが重要になってくる。 先ごろ開催された「FOOMA JAPAN2014」で三ツ星ベルトが施したディスプレイには、来場者も楽しめる要素が散りばめられていた。 同社は例年「FOOMA JAPAN」に合わせて新製品を発表する……
ゴムタイムス社 取材メモ 期待外れのインド市場 2014年7月21日 12時 化学メーカーや商社などは、合成ゴムや熱可塑性エラストマーなどの海外市場での販売を積極的に進めている。中でも巨大市場であるインドで拡販を図っているメーカーや商社が多いが、思ったほど成果が上がらず、期待外れだとする声がちらほら聞こえるようになっている。 ある化学メーカーの担当者は