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【WEBセミナー】情報通信(5G)のイノベーションと高分子技術

~自動車分野(CASE)の新たなゴム・樹脂市場~

ゴムタイムス社

受講可能な形式

趣旨

 情報通信分野の技術革新は急速に進んでいる。21世紀初めにADSLからFTTHへの転換が進み、固定系通信事業の戦いはほぼ終了した。今、情報通信事業の主戦場は移動体通信へ移ってきた。そして昨年確定された5Gの仕様では、6GHzを超えた帯域を使い、新しい無線通信方式が導入されるという。

 情報通信分野における高分子材料技術について誘電率制御が新たなニーズとして生まれた。

 光通信網の開発では、透明性と屈折率制御が材料技術の課題だった。屈折率は誘電率と相関するパラメーターであり、この時のニーズである高屈折率化とは高誘電率化技術を意味した。しかし、5Gでは高周波数対応が材料に求められており、低誘電率化さらに低誘電損失材料の開発が必須である。

 さらに5Gの引き起こすイノベーションにより、自動車分野CASEに要求される新たな材料技術のニーズも生まれている。ここでも材料の低誘電率化と低誘電損失化である。

 本セミナーでは5G普及により起きたノベーションと高分子材料技術について解説するとともに自動車産業の新たなニーズを中心に、情報通信産業と自動車産業について概説するとともにゴム・樹脂材料の電気特性制御について基礎から講演する。また、21世紀になり注目され始めたメタマテリアルについても解説する。

受講対象者

◎ゴム・樹脂を扱う技術者(化学系以外でも役立ちます)

日時 2021年11月5日10:30~16:30
講師 倉地育夫((株)ケンシュー代表、工学博士)
講師略歴

1979年4月ブリヂストンタイヤ株式会社(現(株)ブリヂストン)入社
1983年4月科学技術庁無機材質研究所(現(独)物質材料研究機構)留学
有機無機ハイブリッド前駆体による半導体用高純度βSiCを発明(学位論文)。
((株)ブリヂストンは本技術で2007年日本化学会化学技術賞受賞)
1991年10月コニカ株式会社入社(2011年3月11日早期退職制度にて退職)
2011年 株式会社ケンシュー設立
その他として2000年日本化学工業協会技術特別賞、2004年写真学会ゼラチン賞等受賞
福井大学工学部客員教授、日本化学会産学交流委員会シンポジウム分科会委員長、同春季
年会講演賞審査委員長、高分子同友会開発部会世話人等歴任

受講料 45000円/1人(税別)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法
お申込み このセミナーに申込む

プログラム

1.5GによるイノベーションとCASE
 1.1.情報通信市場の歴史
  1.1.1.情報通信技術と材料開発の歴史
  1.1.2.移動体通信
  1.1.3.通信規格5Gで何が変わるのか。
 1.2.CASE
  1.2.1.CASEと5Gの関係
  1.2.2.自動車市場における高分子材料の需要予測
  1.2.3.CASEが生み出す新たな材料ニーズ
2.材料技術のイノベーション
  2.1.セラミックスフィーバーからナノテクノロジーへ
  2.2.マテリアルインフォマティクス
  2.3.メタマテリアル
3.高分子材料の電気特性制御
  3.1.誘電体現象論と負の誘電率
  3.2.高分子材料の電気特性
  3.3.パーコレーション転移
  3.4.高分子材料の誘電率制御
4.事例とまとめ

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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