受講可能な形式
趣旨
1970年から1980年代にかけて高分子材料の難燃化技術が大きく進歩し、最近ではノンハロゲンによる難燃化技術など環境対応技術も開発されつつある。現在知られている方法を用いれば、大抵の高分子材料を難燃化可能である。但し高分子材料に求められる他の機能を犠牲にしない、という条件がつくと途端に問題が難しくなる。
本講座ではそのような問題解決に取り組む技術者に高分子の難燃化技術について実務に必要な基礎的知識を講義するとともにゴムや樹脂の配合設計手法及び混練プロセスと難燃化技術について解説する。
受講対象者
◎実務でゴム・樹脂を扱う技術者(化学系以外でも役立ちます)
日時 | 2021年3月11日10:30~16:30 |
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講師 | 倉地育夫((株)ケンシュー代表、工学博士) |
講師略歴 | 1979年4月ブリヂストンタイヤ株式会社(現(株)ブリヂストン)入社 |
受講料 | 45000円/1人(税別) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | |
お申込み | このセミナーに申込む |
プログラム
1.高分子の難燃化技術概論
1.1 歴史から見た高分子の難燃化技術
1.2. 特許から見た高分子の難燃化技術
1.3. 化学物質の規制から見た難燃化技術
2.高分子の燃焼と難燃剤の作用機構
2.1. 高分子の燃焼
a.高分子の基礎事項
b.高分子の構造と燃焼
2.2. 高分子の難燃化手法と難燃剤の作用機構
a.炭化促進型難燃化手法
b.溶融型難燃化手法
c.臭素系難燃剤について
3.高分子の難燃性評価技術
3.1. 主な燃焼試験法とその特徴
a.酸素指数測定装置
b.UL燃焼試験
c.コーンカロリメーター
3.2. その他の評価法
4.高分子の配合設計とプロセシング
4.1. ゴム・樹脂の配合設計の実際
a.伝統的配合設計
b.情報化時代の配合設計
マテリアルインフォマティクス
多変量解析、シミュレーション(OCTAなど)、タグチメソッド
4.2. 高分子のプロセシング概論
4.3. 混練プロセスと難燃化技術
a.混練技術概論
b. 二軸混練機について
c.カオス混合技術
5.まとめ
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。