不正確な情報に包まれたシリコーンを、あなたの味方にするための時間
受講可能な形式
趣旨
初夏の定番講座「なるほど納得シリコーン」は、今年で5年目を迎えます。受講生の中には、本講座で学んだ新たな視点を身に着け「シリコーン使いの達人」としてご活躍されている方も増えて参りました。
全ての産業と何らかの接点を有するシリコーンは、広い視点と正確な化学的理解が求められる化合物です。日本のシリコーンメーカー技術者は、レジン・オイル・カップリング剤・シーラント・ゴムなどの狭い領域だけを担当しています。ですから、シリコーンメーカーと接点があったとしても、全てに亘るシリコーン技術を学ぶ機会は、いつまでたっても訪れません。
本講座はほとんどのシリコーン領域について、技術と活用法、誤用例などをユーザーの視点と共に解説いたします。この年に1度の“希少な機会”を、有効にご活用ください。
受講対象者
日時 | 2016年6月9日10:30~16:30 |
---|---|
講師 | 材料技術研究所 技術コンサルタント 技術士(化学部門) 渡辺 聡志 氏 |
講師略歴 | |
受講料 | 48,600円 |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | サイエンス&テクノロジー<S&T> |
配布方法 | |
お申込み |
プログラム
1. 教養としての基本的情報
1.1 シリコーン 誕生と工業材料の歴史
1.2 類似用語を明快解説
シリル・シラン・シラザン・シリカ・シロキシ・
シリコン・シロキサン・シラノール・シルセスキオキサン ・ ・
1.3 製造法と原価の構成
1.4 シリコーンの弱点を整理する
2. シリコーンの化学的理解
2.1 全ての性質が[分子間力の弱さ]に基因するという事実
2.2 多様な架橋方式とその特徴
2.3 シランカップリング剤の理論機構と現実挙動
2.4 ローボラタイルの本質と対応策
3. シリコーンゴムの配合設計 基礎入門
3.1 基本的な配合設計情報の開示
3.2 シリカが演ずる界面のナノ化学
3.3 混練と加工に必要な技術
3.4 耐熱性・難燃性・導電性・熱伝導性・透明性付与の着眼点
4. 使いこなすための実践知識
4.1 シリコーンに材料変更する場合の典型的失敗例
4.2 シリコーン系接着剤の選択定石
4.3 フッ素ゴムvs. シリコーンゴム どちらを選ぶか
4.4 業界の特異性とメーカーとの付き合い方
□質疑応答・名刺交換□
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。