〜 接着方法、接着剤選定技術、被着体の表面処理技術、トラブル対策および留意点 〜
受講可能な形式
趣旨
ゴム弾性を有する唯一の有機材料であるゴム材料は、今後とも必要不可欠な材料の一つであり、接着用途が拡大し、より厳しい環境での用途展開が望まれ、それに応じた高機能・性能化が必要となり、大いに期待されています。
ゴム材料は、三次元化(加硫、架橋)、補強などを施すため加硫剤、加硫促進剤、補強性充填剤、老化防止剤など数多くの配合剤を配合したゴム配合物で、その配合もゴム製品、同じゴム製品であってもメーカーごとに違っており、接着する表面の性状、ブルームする成分が異なるなどで全て異なっています。このためゴム材料の接着では、ゴム被着体、プラスチック、繊維、金属など他の被着体ごとに表面処理方法、使用する接着方法、接着剤も異なることになります。また、ゴムの接着特有のゴムの加硫成形と接着を同時に行う加硫接着と一般的な接着剤を塗布する方法があり、前者の加硫接着方法にはタイヤのスチールコードとゴムの接着で見られる全く接着剤を使用しない直接加硫接着法と接着剤を使用する間接加硫接着法があります。
これらゴム材料の接着では、ゴムの技術を知ることが必要であると言われています。ここではゴム材料の基礎的な技術とともにゴム材料の接着技術について紹介し、実用に際しての留意点などについて述べます。
受講対象者
日時 | 2016年4月4日10:30~17:30 |
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講師 | |
講師略歴 | |
受講料 | 一般(1名) : 48,600円 (税込み) 同時複数申し込みの場合(1名) : 43,200円 (税込み) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | 日本テクノセンター |
配布方法 | |
お申込み |
プログラム
1.接着とは
(1). 接着の基礎
(2). 接着
2.ゴム製品を生み出す技術
(1).技術
(2). 接着技術
3.ゴム材料について
4.接着技術
(1). ゴムの接着方法
a.加硫反応を伴う接着
b.加硫反応を伴わない接着
(2). 分子接着技術
(3). 接着の組み合わせ
5.接着剤選定技術
(1). ゴムの接着に使用される接着剤
(2). ゴム材料/各種被着体の接着に使用する接着剤
6.接着作業
7.被着体の表面処理技術
(1). ゴムの表面処理方法
(2). プラスチックの表面処理方法
(3). 繊維の表面処理方法
(4). 金属の表面処理方法
(5). その他の表面処理方法
(6). プライマー処理
8.加硫接着
(1). 直接加硫接着法
(2). 直接加硫接着メカニズム
(3). 間接加硫接着法
9.ゴム配合剤と接着への影響
10.接着破壊、接着不良が生じる要因
11.接着の分析技術
12.接着のトラブル
(1). トラブル
(2). トラブルの対応
13.ゴムの接着に於ける留意点
14.今後期待される新接着剤の開発
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。