~破面観察より得られる情報から破壊に至った原因を調べるには~
受講可能な形式
趣旨
ゴム・プラスチック材料の破損、破壊に係わる因子と破壊モードなど破壊の基礎を解説する。また、材料の破損、破壊の解析法と破損、破壊に導く大きな因子である劣化の分析法について解説する。同時に破面観察から得られた情報を基にその原因を解析する手法を事例を交えて紹介する。
受講対象者
日時 | 2016年4月25日10:30~16:30 |
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講師 | (一財)化学物質評価研究機構 高分子技術部 技術第三課 課長 仲山 和海 |
講師略歴 | |
受講料 | 48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 ) 定価:本体45,000円+税3,600円 会員:本体42,750円+税3,420円 |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | サイエンス&テクノロジー<S&T> |
配布方法 | |
お申込み |
プログラム
1.破壊の種類とそのメカニズム
1.1 強度に係わる因子
劣化、形状、材料、異物、ボイド
1.2破壊力学における応力集中
1.3 各種破壊現象概論
1.3.1 脆性破壊とその特徴
1.3.2 延性破壊とその特徴
1.3.3 疲労破壊とその特徴
1.3.4 環境応力亀裂、溶剤亀裂とその特徴
1.3.5 オゾンクラックとその特徴
1.3.6 接着の破壊
2.破壊・破損の解析法
2.1 解析アプローチ
2.2 外観観察 形状、ウェルドラインなど
2.3 破面解析法と得られる情報
2.4 化学分析における前処理法
2.5 劣化分析法
FT-IR、DSCによる酸化開始温度、GPC、TG、ESR、NMR、XPS、EPMA
2.6 材料分析法
元素分析、分離分析、化学構造解析、形態観察、組成分析(熱分析)
3.各種ポリマーの弱点
4.破壊・破損解析及び対策事例
4.1 加硫ゴムの破壊・破損
4.1.1 加硫ゴムのオゾン劣化
4.1.2 水道水中の残留塩素による劣化
4.1.3 NBRの加硫不足による裂け
4.2 プラスチックの破壊・破損
4.2.1 異物による破壊
4.2.2 ポリアミド6の酸化チタンによる光劣化
4.2.3 ポリカーボネートの溶剤亀裂
4.2.4 ポリ塩化ビニルの疲労劣化
4.2.5 コーナー部の形状不良による破壊
4.2.6 ポリアセタールギアのオーバーヒーティングによる劣化破損 など
4.3 接着の破壊
4.3.1 粘性違いの接着剤の剥離
□ 質疑応答 □
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。