~疲労と劣化の概略から、原料ゴムの化学構造と劣化の関係、配合剤と架橋構造と劣化の関係、将来展望とまとめまで~
受講可能な形式
趣旨
ゴム材料の長寿命化は、他の材料同様、資源保護、脱炭素社会、地球環境保護などの観点から重要な課題です。ゴム材料は、一般に、有機化合物である原料ゴムに数種類の化学薬品を配合しリアクテブプロセシングにより製造されます。したがって材料の寿命は、原料のみならず製造条件に大きく依存します。また、ゴム材料は化学的、物理的に不安定な構造を有しているため、力や熱、光などの外的刺激により化学的、物理的構造変化を起こしやすい物質です。
ゴム材料の劣化は、主として原料ゴムの分子鎖切断と架橋構造変化によるものであり、これらを制御することにより材料の長寿命化が可能となります。
本セミナーでは、ゴム材料の劣化原因とその対策について多方面から説明し、材料の長寿命化を目指した原料選定、加工条件の最適化について提案します。
受講対象者
ゴム材料の研究、開発、生産技術、品質管理に携わっている技術職、技術営業職
日時 | 2023年7月20日10:30~16:30 |
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講師 | 伊藤眞義(東京理科大学名誉教授、理学博士) |
講師略歴 | 1970年3月 東京理科大学大学院理学研究科修士課程修了 |
受講料 | 45000円/1人(税別) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
お申込み | このセミナーに申込む |
プログラム
1 疲労と劣化の概略
1) 外部からの刺激による疲労と劣化
2) 巨視的変化
3) 力学的刺激による疲労
4) 熱、光による劣化
5) 劣化速度の推定
6) 疲労・劣化の評価
2 原料ゴムと劣化の関係
1) 原料ゴムは高分子物質
2) 高分子物質としての原料ゴム
3) 原料ゴムの化学構造と劣化の関係
3 配合剤と劣化の関係
1) 補強剤が劣化に与える影響
2) 老化防止剤の役割
4 架橋構造と劣化の関係
1) ゴム材料の構造
2) ゴムゲルの構造とその制御
3) ゴムゲルの構造と劣化
5 将来展望とまとめ
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。