~膜ガス分離の基礎とゴム状高分子膜素材の特徴~
受講可能な形式
趣旨
分離膜を用いたガス分離法は原理的に消費エネルギーが少なく、用途は限定的ながら40年ほど前から実用化されている。低炭素社会にふさわしいガス分離法であり、適用範囲の拡大が期待される。実用化には優れた膜素材の存在が必要である。その大薄膜を大面積に成形する技術、膜モジュールに成形する技術、膜ガス分離のメリットを最大限引き出すための分離膜プロセスの設計も重要である。しかし、残念ながら、大学等の講義で膜分離が扱われることはほとんどない。
そこで本セミナーは、膜ガス分離の適用範囲の拡大を目的として、化学産業の技術者が膜ガス分離に対する理解を深められるよう、膜ガス分離の基礎と技術開発動向を解説する。本セミナーでは、特に、膜素材としてゴム状高分子膜を中心において解説する。
受講対象者
・ガス分離に関心のある方
・高分子材料加工メーカーの技術者
日時 | 2025年6月19日13:00~16:30 |
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アーカイブ視聴 | 2025年6月25日~2025年7月9日 |
講師 | 田中一宏(山口大学大学院創成科学研究科 教授) |
講師略歴 | 1988年山口大学工学部助手 |
受講料 | 45,000円/1名 |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
お申込み | このセミナーに申込む |
注意事項 |
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プログラム
1.膜によるガス分離の基礎
1.1ガス分離
1.2ガスの分子サイズと凝縮性
1.3膜ガス分離
1.4透過係数とパーミアンス
1.5分離係数
1.6分離膜の構造
1.7膜モジュールの種類
2.高分子膜のガス透過機構
2.1分離膜の構造と分離活性層
2.2気体分子運動論
2.3粘性流れとクヌーゼン拡散
2.4分子ふるい
2.5溶解拡散機構
2.6高分子のゴム状態とガラス状態
2.7高分子の自由体積
2.8高分子膜のガス透過挙動
2.9ゴム状高分子膜のガス透過の特徴
3.膜ガス分離操作の基礎
3.1膜モジュールの出口濃度
3.2ステージカットと回収率
3.3膜モジュールの性能と膜性能との関係
3.4圧力比
4.ガス分離用ゴム状高分子膜の開発状況
4.1CO2分離
4.2VOC分離
4.3その他の分離
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。