~スコーチ、分散不良、ブルーム対策から環境規制までを理解する~
受講可能な形式
趣旨
ゴム製品は、製造から使用完了までの間にさまざまな不具合やトラブルが発生します。たとえば、製造時には成形不良をはじめ、接着不良、分散不良、スコーチなどが起こるため、製品の生産性や品質、歩留まりなどに影響するトラブルが潜んでいます。
また、製品化後には、劣化・破壊、ブルーム・ブリードや汚染・変色など、製品の寿命や外観・衛生面に影響するトラブルも発生します。
これらのトラブルは、ポリマーや配合剤の選択と用法、混練り・加工条件や加硫条件、さらには製品を使用する環境や中間コンパウンドを保管する環境・期間など、いろいろな要素が絡み合って起こります。
本セミナーでは、ゴムのさまざまなトラブルのうち、加硫系配合剤と関係の深いスコーチ、分散不良、ブルームに焦点を当て、トラブルの視点から加硫系配合剤について具体的に解説します。また、化学薬品のリスクの一つである環境問題・環境規制についてもわかりやすく説明します。
ゴムの配合は個性や個人差が出やすい特徴がありますが、本セミナーで勘所をつかみ日々の実務に役立てていただければ幸いです。
受講対象者:
◎ゴムおよびゴム製品の開発・製造に携わっている技術者・管理職
◎ゴムの特性を活かした配合処方を提供・提案されている配合技術者
◎ゴムおよびゴム薬品を扱う商社の担当者・幹部
受講対象者
日時 | 2018年9月28日10:30~16:30 |
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講師 | 立畠達夫(三新化学工業(株)研究所 技術士(化学部門)) |
講師略歴 | |
受講料 | 45000円/1人(税別) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | |
お申込み | このセミナーに申込む |
プログラム
1.加硫系配合とスコーチ
1)加硫促進剤の種類と特徴
2)コンパウンドの貯蔵安定性
3)スコーチ防止を意識した配合
4)リターダーの種類と特徴
5)加硫促進剤の変遷
2.加硫系配合剤のブルーム現象
1)加硫系配合剤のブルーム現象の発生と原因
2)加硫系配合剤のブルーム現象の発生に及ぼす因子
3)加硫系配合剤のブルーム現象の対策
4)ブルーム物質の特定方法
3.加硫系配合剤の練りと分散性
1)NBRにおける硫黄の分散性
2)不溶性硫黄の分散性
3)加硫促進剤の分散性と物性
4)亜鉛華の投入方法の影響
5)練り量と分散性
4.環境問題とゴム配合剤
1)化審法
2)化学物質管理促進法(化管法)
3)海外の規制
4)安全性データシート(SDS)について
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。