~表面に関わる現象の難しさとトライボロジーの成り立ち、摩擦の基礎、摩耗の基礎、表面エネルギーとトライボロジーの関わり、機械システムの変遷と求められる技術、コーティング技術の重要性、ゴム・樹脂に関するトライボロジーの研究事例、AI技術をトライボロジー研究に活用した事例紹介~
受講可能な形式
趣旨
トライボロジーは、摩擦・摩耗に関する現象を研究する研究分野です。もともとトライボロジーという概念がエンジニア側から提言されたという歴史的背景からみましても、この分野の知見は産業分野において非常に重要なものとなります。特に、近年はカーボンニュートラルの重要性が認識され、省エネルギーや長寿命な機械が求められています。ここにおいては、“機能性を失わず“摩擦損失や摩耗を低減させる技術や材料の開発が非常に重要です。摩擦・摩耗は必ず2面がお互いに接触しあう面で生じますので、お互いの材料の相性、間に介在する潤滑油の種類、環境湿度、摩擦速度、荷重など様々な要因が影響し合う複雑な現象となります。これがトライボロジーに関する研究を難しくしている要因です。本講演では産業側からの参加者のみなさまに、複雑なトライボロジー現象をわかりやすくご理解いただきます。
受講対象者
生産技術部門において、生産装置の摩擦・しゅう動・接触部におけるトラブルを抱えている方
製品における摩擦・摩耗に起因する何かの技術的トラブルを抱えている方
日時 | 2024年12月10日12:30~16:30 |
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アーカイブ視聴 | 2024年12月17日~2024年12月23日 |
講師 | 村島基之(東北大学准教授) |
講師略歴 | 2016年3月名古屋大学大学院工学研究科 博士(工学) |
受講料 | 45000円/1人(税別) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
お申込み | このセミナーに申込む |
注意事項 |
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プログラム
1.表面に関わる現象の難しさとトライボロジーの成り立ち
2.摩擦の基礎
(1).摩擦の基本法則
a.摩擦の凹凸説
b.摩擦の凝着説
c.掘り起こし摩擦
(2).潤滑の基礎
3.摩耗の基礎
(1).摩耗の四形態
(2).その他の摩耗形態
4.表面エネルギーとトライボロジーの関わり
(1).表面自由エネルギーの基礎
(2).表面自由エネルギーの測定手法
(3).表面自由エネルギーのトライボロジーにおける重要性
5.機械システムの変遷と求められる技術
(1).近年の機械システムの変遷
(2).トライボロジーに求められる新しい技術課題
6.コーティング技術の重要性
(1).トライボロジーにおけるコーティング技術
(2).DLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜コーティング
(3).DLC膜の低摩擦特性
7.ゴム・樹脂に関するトライボロジーの研究事例
8.AI技術をトライボロジー研究に活用した事例紹介
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
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