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フッ素ゴムの種類と特徴及び実際の応用例と各種トラブルの解決法

ゴムタイムス社

受講可能な形式

趣旨

 フッ素ゴムはその卓越した耐熱性及び耐油性から、広範囲な用途で現在使用されています。
 しかし合成ゴムの中で際立って高価なフッ素ゴムは、その価格から万能なゴムというような誤解を生んでいることも事実です。
 NBRやアクリルゴム等でパフォーマンスが不足すると、フッ素ゴムなら大丈夫だろうという根拠のない判断から採用に走るケースが今でも皆無とは言えません。

 40年程前には国内消費は年間400トン程度でしたが、今ではその10倍以上が消費されており、用途が広がって来たことで正しい認識が広まってきてはいますが、フッ素ゴムの種類も増えてきています。それらの特徴を正確に捉えて採用しないと、折角高価な出費を決断してもコストに見合った成果が得られない可能性があります。

 会社勤務のほとんどの時間をフッ素ゴムの仕事に従事してきた経験から、自社品他社品を含めて多くのフッ素ゴムに直接触れる機会があり、個別の材料の特徴を正確に捉えている数少ない技術者との自負があります。

 今回のセミナーでは、フッ素ゴム開発の歴史に始まり各種フッ素ゴムの特徴を紹介する他、フッ素ゴムを取り扱う際の注意点、海外市場の状況、新しいゴム薬品の応用等を解説していきます。
 全ての疑問に答えられる訳ではありませんが、痒いところに手が届くような情報を参加者の皆様に提供出来ればこの上ない幸せです。

受講対象者

日時 2017年3月29日13:00~17:00
講師 杉谷和俊(株式会社加藤事務所 技術担当部長)
講師略歴
受講料 45,000円
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法
お申込み このセミナーに申込む

プログラム

1. 合成ゴム開発の歴史
1) 何故合成ゴムが必要となったのか?
2) 戦争との関わり合い
3) フッ素ゴムの開発(DuPontの功績)

2. フッ素ゴムの落とし穴
1) フッ素ゴムは本当に耐熱性が高いか?
2) フッ素ゴムの耐薬品性は本当に良好か?
3) フッ素ゴムは案外水に弱い?

3. 各種フッ素ゴムの特徴と用途例
1) 弗化ビニリデン系フッ素ゴム
2) TFE-PP系ゴム(アフラス)
3) フロロシリコンゴム
4) パーフルオロゴム
5) その他のフッ素ゴム

4. 代表的なトラブルとその解決方法
1) ポリオール加硫系で発生するトラブル
2) 過酸化物加硫系で発生するトラブル

5. 配合上の工夫
1) 特殊なMgOの利用
2) 特殊な過酸化物の利用

6. 余談
1) 海外でコンパウンドを購入する際の注意点
2) 圧縮永久歪みの目安は?

7. 質疑応答
・フッ素ゴムメーカー間で差はあるのか?
・ポリオール加硫品と過酸化物加硫品の使い分けは?
・中国製のフッ素ゴムは使えるのか?
・二次加硫は何処まで省略出来るのか?
・フッ素ゴム用の可塑剤はあるのか?
・フッ素ゴムは他のゴムと比べて滑りやすいのか?
・フッ素ゴムにMTカーボン以外のカーボンは使えないのか?
・フッ素ゴムで厚物を成形することは可能か?
・今でもアミン加硫は使われているのか?
・フッ素ゴム塗料を扱う際の注意点は?
・その他

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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