受講可能な形式
趣旨
フルオロアクリレート系ポリマーは1950年代から繊維用途の撥水撥油剤として使用されてきたが、分子設計の多様性を生かして、近年、様々な用途に展開されている。本講演では、フルオロアクリレート系ポリマーの基礎(分子運動性、表面再編成、動的撥液性など)を抑えた上で、各種用途(特に、電子デバイス用途、超撥液コーティング)について解説する。
受講対象者
日時 | 2016年3月25日12:30~16:30 |
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講師 | ダイキン工業(株) テクノロジー・イノベーションセンター 主任技師 博士(工学) 森田 正道 |
講師略歴 | |
受講料 | 非会員: 49,980円(税込) 会員: 47,250円(税込) 学校関係者: 10,800円(税込) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | R&D支援センター |
配布方法 | |
お申込み |
プログラム
1.撥水撥油性、フッ素系コーティング剤の基礎知識
1-1 表面自由エネルギーの基礎
1-2 フッ素系コーティング剤の種類と特性
1-3 フッ素系コーティング剤に用いられる溶剤
2.フルオロアクリレート系ポリマーの静的・動的表面特性の基礎
2-1 ポリマー分子設計(主モノマー・コモノマーの選択、相構造の制御)
2-2 撥液性評価方法(転落角、転落速度、水中接触角)
2-3 構造解析(表面元素分析、結晶性)
3.防水・防湿コーティング剤
3-1 電子デバイスの防水・防蝕性に最適なコーティング剤の設計とは?
3-2 スマートフォン、タブレットへの応用
4.インクジェットプロセス用撥液剤
4-1 これが次世代有機ELディスプレイのコストダウンの決め手!
撥液性と現像性の両立、量産適合性
5.超撥液コーティング
物理的表面改質による撥液性向上の基礎、超撥液性と耐久性の両立
6.環境規制
6-1 PFOS・PFOA問題の動向
6-2 対策例
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。