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プラスチック材料の特性・改質技術と応用成形技術

~材料物性を支配する基礎因子、材料物性と材料選定、プラスチックの改質、バイオプラスチックの開発、金属、異種プラスチックとの接着・接合成形技術、加飾・機能性付与成形技術、高剛性・高強度品の成形技術、マテリアルリサイクル技術~

ゴムタイムス社

受講可能な形式

【リアルタイム&アーカイブ視聴】

趣旨

 最近におけるプラスチックへの市場ニーズには意匠性・機能性付与、マルチマテリアル化、高剛性・高強度化などがあります。また、市場開発を進める上では環境負荷低減も重要な課題です。これらの市場ニーズや課題に対応するため材料や成形技術の開発が進められています。
第1部では、材料技術を中心に次の項目を取り上げます。
(1)材料物性を支配する基本因子と材料選定の着眼点
(2)添加剤添加、ポリマーアロイ、充填材強化、ナノ複合化による材料開発
(3)バイオプラスチック(バイオマスプラスチック、生分解性プラスチック)の開発
第2部では、成形技術を中心に次の項目を取り上げます。
(1)接着・接合成形によるマルチマテリアル化
(2)加飾成形による意匠性・表面機能性付与
(3)複合強化成形による高剛性・高強度化
(4)マテリアルリサイクルによる環境負荷低減

受講対象者

プラスチック材料開発や製品の成形、設計、品質保証、営業に携わる方々

日時 2024年10月9日10:30~16:30
アーカイブ視聴 2024年10月16日~2024年10月29日
講師 本間精一( 本間技術士事務所 代表)
講師略歴

1963年:三菱ガス化学入社、PC,mPPE,POMなどの研究開発に従事
1994年:三菱エンジニアリングプラスチックスに移籍。エンプラの技術企画、品質保証、市場開発などに従事
2001年:退社。その後本間技術士事務所を開設し、プラスチックの応用技術に関するコンサルティングを行っている。

受講料 45000円/1人(税別)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
お申込み このセミナーに申込む
注意事項 ※アーカイブ配信のみご希望される方は、「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】となっている方をお選びください。
※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は、無料で「アーカイブ配信」を閲覧できます。振り返り学習に活用ください。

プログラム

第1部 材料特性と材料改質
1.材料物性を支配する基礎因子
 1.1 結晶性と非晶性
 1.2 転移温度
 1.3 粘弾性
 1.4 分子量特性
 1.5 ポリマーの分解
 1.6 高次構造
2.材料物性と材料選定
 2.1 物理的特性
 2.2 機械的特性
 2.3 熱的特性
 2.4 化学的特性
 2.5 電気的特性
3.プラスチックの改質
 3.1 改質方法
 3.2 添加剤による改質
 3.3 充填材による改質
 3.4 ポリマーアロイによる改質
 3.5 ナノ複合化による改質
4.バイオプラスチックの開発
 4.1 バイオマスプラスチック
 4.2 生分解性プラスチック

第2部 応用技術の進歩
1.金属、異種プラスチックとの接着・接合成形技術
 1.1 接着・溶着シートによる接着・接合
 1.2 化学処理金属部品のインサート成形
 1.3 レーザー処理部品のインサート成形
 1.4 大気圧プラズマ処理による型内接合成形
2.加飾・機能性付与成形技術
 2.1 フィルムインサート成形
 2.2 転写フィルムインサート成形
 2.3 型内塗装成形
3.高剛性・高強度品の成形技術
 3.1 コアバック発泡成形法
 3.2 長繊維成形材料の射出成形法
 3.3 連続繊維強化シートとのハイブリッド成形法
 3.4 押出プレス成形法
 3.5 ガラスマットシートスタンピング成形法
4.マテリアルリサイクル技術
 4.1 マテリアルリサイクル材の概要
  (工程リサイクル、使用済みプラスチックリサイクル)
 4.2 マテリアルリサイクルの課題
  4.2.1 熱履歴による熱分解
  4.2.2 添加剤含有率の低減
  4.2.3 異物混入による強度低下
  4.2.4 流動性ばらつき
  4.2.5 繊維折損による短繊維化
 4.3 リサイクル技術の開発
  4.3.1 ポリマーの修復技術
  4.3.2 添加剤による修復技術
  4.3.3 異物除去による物性向上
  4.3.4 オンライン粘度測定による成形条件の調整
  4.3.5 ナノ繊維による繊維破砕抑制
 4.4 リサイクル材の高品位成形技術
  4.4.1 加飾フィルムインサート成形法
  4.4.2 2材質成形法
  4.4.3 サンドイッチ成形技術
  ・試片切り出し法
  ・穿孔法

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

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