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プラスチックめっきの基礎技術と最近の動向

ゴムタイムス社

受講可能な形式

趣旨

 プラスチックめっきは自動車外装、内装等の装飾めっきに広く使われている。装飾めっきだけでなく、電磁波シールドめっき、MID(立体成型基板)にもつかわれ、ECUケースのPBT等電磁波シールドめっき、PPS,芳香族ナイロン、LCP、PEEK等のスーパーエンプラのMIDの評価も進んでいる。またABSでは6価クロムを使わないエッチングシステムの開発もされている。それらの動向について述べてみたい。

受講対象者

日時 2016年4月20日12:30~16:30
講師 塚田理研工業(株) 顧問 塚田 憲一
講師略歴
受講料 非会員: 49,980円(税込) 会員: 47,250円(税込) 学校関係者: 10,800円(税込)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 R&D支援センター
配布方法
お申込み

プログラム

1.プラスチックめっきの歴史と最近の動向

2.プラスチックめっきの目的

  2-1.装飾めっきと最近の動向
  2-2.自動車のECUケース等を対象とした電磁波シールドめっき
  2-3.レーザーの技術を応用した立体成形基板
  2-4.耐摩耗、放熱等の機能めっき

3.プラスチックの前処理工程
  3-1.プラスチックの密着機構とエッチング
  3-2.触媒化工程と代表的なABSのめっき工程
  3-3.化学銅と化学ニッケルめっき-化学めっきを必要としないダイレクトめっき
  3-4.プラスチックめっきの下地としての真空めっき

4.装飾プラスチック電気めっきと最近の動向
  4-1.プラスチックの下地としての電気銅めっきと均一性良好の銅めっき
  4-2.クロムめっき下地としてのニッケルめっき
  4-3.最近流行の艶消しニッケルめっき
  4-4.クロムめっき上のイオンプレーテング

5.機能プラスチックめっきの動向
  5-1.次世代自動車の軽量化と電磁波シールドめっきの評価
    (ECUケース等、PBT、PPS、アルミニュウム、マグネシウム)
    ・鉄、パーマロイのめっき
  5-2.レーザーを利用したMID技術の最近の動向
    ・PBT、PPS、LCP,芳香族ナイロン、PEEK
  5-3.ガラス入りのプラスチックにめっきされる酸性無電解ニッケル
  5-4.電気特性を必要とされているめっき
    ・錫めっき、銀めっき、金めっき

6.めっきされるプラスチックと金型成型技術
  6-1.ABS、PC/ABSのめっきと金型成型
  6-2.ポリプロピレンのめっきと課題
  6-3.フィラー強化のナイロンのめっき
  6-4.PBT、PETポリエステル系材料のめっき
  6-5.ポリエーテルイミド、液晶ポリマー、PEEKのめっき
  6-6.PPSのめっき

7.プラスチックめっきの不良解析

8.プラスチックめっきと環境

  8-1.プラスチックめっきのリサイクル
  8-2.クロム酸を使用しないエッチング開発

9.金属めっきとプラスチックめっき

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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