ソフト表面加飾の進展状況や繊維複合熱可塑性樹脂(CFRTP)への加飾技術についても言及する!
受講可能な形式
趣旨
最近、プラスチック表面加飾は、単なる加飾から、「機能性付与加飾」へと発展し、また、「塗装レス加飾」が注目され、「繊維複合熱可塑性樹脂への加飾」も関心が持たれるようになっている。個別加飾技術の中では、塗装レス加飾技術として、NSD(Non Skin Decoration)、フィルム加飾技術、インクジェット印刷が注目されている。さらに、フィルム加飾技術の中では、インモールド加飾と比較して数々の特徴があるオーバーレイ成形が注目され、採用が急拡大している。
本講演では、フィルム貼合・転写加飾、NSD、インクジェット印刷を中心に他の加飾技術も含めた加飾全般の現状、最近の動向を多くのサンプル、写真を示しながら、具体的に解説する。また、今後の方向を予測する。
受講対象者
日時 | 2016年4月6日10:30~16:00 |
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講師 | MTO技術研究所 所長 桝井 捷平 《専門》 プラスチック成形加工(および有機合成化学) 《略歴》 1965年 住友化学工業株式会社入社 (現 住友化学株式会社) 技術開発部長 プラスチック材料、成形加工技術の研究・開発、販売、ライセンスなどに従事。 1999年 LPM株式会社入社 取締役 研究開発部長、ライセンス部長 同上 2005年 MTO技術研究所設立 所長 プラスチック材料、成形加工技術のコンサルタントとして、執筆、講演、プラスチック関係の顧客の社内教育・ 技術相談・特定技術開発などに従事。 《受賞》 1990年 合成樹脂新聞 第21回プラスチック大賞受賞 1992年 SPI Structure Plastics Division Conference Best Award受賞 1996年 成形加工学会 第1回青木固賞受賞 |
講師略歴 | |
受講料 | 非会員: 49,980円(税込) 会員: 47,250円(税込) 学校関係者: 10,800円(税込) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | R&D支援センター |
配布方法 | |
お申込み |
プログラム
1.加飾技術の概要
(1)プラスチックの加飾について
~なぜ加飾が求められるのか~
(2)加飾技術の分類と位置付け
(3)機能性付与加飾、塗装レス加飾のニーズ
2.NSDの展開
~低コスト塗装レス加飾として注目~
(1)高外観原着樹脂による加飾
(2)シボ技術
a.シボの種類
b.デジタルシボの開発と展開
~可能性を広げるデジタルシボ~
(3)金型表面高品位転写(ヒート&クール他)
~表面品質向上技術から加飾技術へ~
a.金型表面高品位転写技術の状況
b.代表的な金型表面高品位転写技術
3.フィルム転写・貼合加飾成形の展開
~高意匠表現が出来、機能性付与性にも優れるフィルム転写・貼合加飾技術~
(1)成形方法
a.インモールド加飾(IM-D)
b.アウトモールド加飾orオーバーレイ成形(OMDorOLM)
~多くの可能性を有する加飾技術~
c.成形方法の比較
(2)加飾フィルム
a.加飾用基本フィルム
b.加飾フィルムの意匠表現、構成、バリエーション
c.注目される代表的な加飾フィルム
(3)用途など
(4)自動車外装への展開の動き
4.構造色加飾の開発と展開 ~着色材不要の着色~
(1)構造色のしくみ
(2)プラスチックに用いられている構造色加飾
5.ソフト表面加飾の進展
~あらためて注目されているソフト加飾~
(1)本格的なソフト表面加飾の現状
(2)ソフトフィール加飾の開発と展開
6.二次加飾 ~二次加飾が見直され、あらたな展開も~
(1)UV硬化インクジェット印刷
~オンデマンド対応ができるインクジェット印刷、塗布~
(2)曲面印刷
(3)真空製膜、プレスサイト製膜
(4)その他の二次加飾
a.塗装
b.メッキ
c.レーザー加飾
7.複合加飾技術
~複合加飾でさらなる性能アップ~
8.繊維複合熱可塑性樹脂(CFRTP)への加飾
9.加飾の今後の展開
10.加飾関係の書籍、文献
【質疑応答・名刺交換】
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。