~ポリマーアロイとは、相分離構造制御、ポリマーブレンドの相溶性と構造制御との関係、相分離機構と構造、ポリマーアロイ界面のナノ構造解析と材料物性~
受講可能な形式
趣旨
高性能・高機能な高分子材料を得るためには、混合・複合化が欠かせない。混合系では構造が物性を支配していることから、その制御が中心課題となる。ここでは、まず構造と物性との関係を簡単に触れ、相分離構造制御の重要性を示した上で、相溶性や相分離構造形成メカニズムといった構造制御を行う上で基本的な概念を説明する。そして、それらの知見を基に、目的の物性を得るために欠かせない構造制御技術の基礎について、具体的な手法のいくつかを示して、概説する。また、相分離構造において重要な異種高分子間界面の構造と材料物性についても言及する。
受講対象者
研究機関・企業等における研究者・開発者(高分子の基礎知識を有していることが望ましい)で、ポリマーアロイの研究にかかわっている、かかわろうとしている方
日時 | 2024年6月10日12:30~16:30 |
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アーカイブ視聴 | 2024年6月17日~2024年7月1日 |
講師 | 扇澤敏明 (東京工業大学 物質理工学院 教授 ) |
講師略歴 | 東京工業大学大学院博士課程修了 DuPont社Central Research & Development客員研究員 通商産業省工業技術院 繊維高分子材料研究所 研究員 同 物質工学工業技術研究所 主任研究官 東京工業大学 現在に至る |
受講料 | 45000円 |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
お申込み | このセミナーに申込む |
注意事項 |
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プログラム
1.ポリマーアロイとは?
1-1.定義(相溶性と相容性)
1-2.具体的事例(構造-物性相関)
1-3.相分離構造制御の重要性
2.相分離構造制御
2-1 相分離構造と材料物性 (どんな構造が効果的か?)
2-2 分散粒子径の決定因子
2-3 分散粒子の微細化機構
2-4 リアクティブブレンド
3.ポリマーブレンドの相溶性と構造制御との関係
3-1 相図とその熱力学 (混ざる混ざらないは何が決めているのか?)
3-2 相溶性向上について (相互作用)
3-3 相図の測定法
3-4 圧力・流動場の影響 (成形加工との関係)
4.相分離機構と構造
4-1 スピノーダル分解と核生成・成長と構造
4-2 反応誘起型相分解と構造制御
5.ポリマーアロイ界面のナノ構造解析と材料物性
5-1.界面の熱力学
5-2.界面の構造解析
5-3.反応系高分子-高分子界面
5-4.界面構造と接着性
注意事項
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