受講可能な形式
趣旨
押出成形は最も効率的にプラスチックの成形を行う技術の一つです。一般的に単軸押出機が使われていますがそのためには良いプラスチックの原材料が必要になります。プラスチックの種類や組み合わせ、改質等の工夫を適正に行うことにより有用な材料としての性能が発揮されるからです。その手段として広く使用されてきているのが二軸スクリュー押出機 特に浅溝高速回転二軸押出機の活用です。
しかし一方の押出機である単軸押出機との違い、特徴が十分に理解されていないために性能が発揮されているとは言えないのが実情です。そこで本講座では、ごく初歩的な構造の説明から専門的な押出成形事例まで出来るだけ平易に、理論よりも実践を重視して40数年の経験から得たものを解説いたします。
受講対象者
日時 | 2015年12月18日10:30~16:30 |
---|---|
講師 | (株)池貝 プラスチックセンター 技術顧問 林﨑 芳博 |
講師略歴 | |
受講料 | 非会員: 49,980円(税込) 会員: 47,250円(税込) 学校関係者: 10,800円(税込) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | R&D支援センター |
配布方法 | |
お申込み |
プログラム
1.二軸スクリュー押出機とは?
1-1.二軸押出機の歴史
1-2.スクリュー押出機の種類
2.単軸押出機の構造と種類
2-1.単軸スクリューの種類
2-1-1.フルフライトタイプのスクリュー
2-1-2.ミキシングタイプのスクリュー
2-1-3.特殊ミキシングタイプのスクリュー
3.二軸スクリュー押出機の構造と種類
3-1.二軸押出機のスクリュー構造と種類
3-1-1.二軸スクリューの種類
3-1-2.二軸シリンダーの種類
4.二軸スクリュー押出機における混練・分散の考え方
4-1.混練・分散の最適条件
4-2.滞留時間の最適化と最適な運転条件
4-3.混練時の回転、温度、圧力の関係
4-4.混練時の樹脂温度の制御
5.二軸スクリュー押出機内の樹脂流動挙動
5-1.可視化シリンダー内の樹脂流動挙動
5-1-1.静的シリンダー内の観察
5-1-2.動的シリンダー内の観察
6.二軸スクリュー押出機におけるスケールアップ
7.二軸スクリュー押出機における運転条件について
7-1.プラスチック材料に添加剤を混ぜる方法
7-2.シリンダー温度設定の仕方
7-3.シリンダー及びスクリューの摩耗・腐蝕
7-4.粘度とスクリュー形状の関係
7-5.粘度と造粒装置の関係
8.スクリュー構成の組み合わせの考え方・事例
9.その他トラブル要因と解決策例
9-1.押出条件の再現性
9-2.ベントアップ
9-3.サージング現象
9-4.微粉の混合
9-5.金属カジリ現象
9-6.目やに
9-7.ストランドの安定化
9-8.その他
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。