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二軸押出機の 基礎習得・スキルアップ講座

~スクリュデザインと混練技術、メンテナンス等~

ゴムタイムス社

受講可能な形式

趣旨

 日頃から二軸押出機をお使いの方も、二軸押出機の事はご存知でない方で二軸押出機にご興味がある方も、二軸押出機で何ができるのか、使いこなすためのポイントは何か、についてわかりやすく説明いたします。
 また、トピックスとして従来の樹脂の混練機としての枠を超えた、幅広い分野で活躍する二軸押出機の特徴を事例を交えてご紹介します。
 幅広い方々の新たな発見や技術的ブレークスルーになる事を期待しています。

受講対象者

日時 2016年5月16日10:30~16:30
講師 (株)日本製鋼所 樹脂製造機械部 開発G所属  佐賀 大吾 先生
講師略歴
受講料 46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 情報機構
配布方法
お申込み

プログラム

1.二軸押出機の基礎
 a) 押出機の歴史
 b) 二軸押出機の概要

  ・単軸、同方向、異方向回転の違い
  ・他混練機との違い

2.二軸押出機 ハードウェア概論
 a) 押出機本体

  ・スクリュ軸、シリンダ、減速機、などの主な構造や役割
  ・ベント金物とその特性
 b) 補機、付帯機器
  ・原料フィーダー(様々なフィーダータイプ、原料に応じたスクリュ選定方法)
  ・カッティング装置(ストランド、ホットカット、水中カット)
  ・サイドフィーダー、ベントスタッファー、スクリーンチェンジャー、ギアポンプ
  ・コントローラーなど制御関係
 c) 押出機の基本性能を決める要素とその見方
  ・モーター動力とトルク、及び運転範囲
  ・溝深さの違いがプロセスへ与える影響
  ・スクリュ構成やシリンダL/D

3.スクリュデザインの基礎と応用
 a) 基礎1:混練のイメージ化

  ・混練の種類について(分散と分配)
  ・混練強度について(内圧分布予測のポイント)
 b) 基礎2:プロセス別のスクリュ形状の事例紹介とその挙動
  ・プロセス別 スクリュ形状の考え方の違い(概略)
  ・異なるスクリュ構成において運転条件を変化させた場合の挙動の違い
 c) 応用1:混練部形状の詳細
  ・スクリュ周りの様々な混練形態
  ・チップクリアランスの調整方法とその効果
 d) 応用2:特殊技術
  ・特殊用途スクリュエレメント、特殊混練シリンダ
  ・脱ガスサイドフィーダー

4.押出プロセスの事例紹介(トラブル事例と対処法)
 a) コンパウンドプロセス

  ・フィラーコンパウンド(PP+ゴム+フィラー系、木粉、GF、ナノカーボン他)
  ・ポリマーアロイ(PC+ABS、など)
 b) 特殊プロセス
  ・分離プロセス(溶剤の直脱プロセス、エラストマの脱水プロセス)
  ・リアクティブプロセス(TPV、ウレタン重合、発泡押出し、バイオマス水熱反応)
  ・炭素繊維複合材 LFT-Dプロセス
  ・その他

5.トピックス
 a) プロセス別のスケールアップ事例

  ・スケールアップの乗数の考え方と実例(造粒、コンパウンド、脱揮、リアクティブ)
 b) トラブル事例と対処法
  ・シリンダやスクリュの磨耗や腐食
  ・装置の破損(スクリュ軸やスクリュエレメントの破損、減速機)
  ・不安定運転(サージング、ベントアップ、フィードネック、異音・振動、など)
 c) 最新のシミュレーション技術
  ・2次元FAN法
  ・3次元FEM、粒子法
 d) 樹脂の溶融混練・流動挙動とその可視化ツール
  ・可視化シリンダ(二軸、1軸)
  ・透明シリンダ

  <質疑応答>

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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