~高分子の結晶構造、解析方法、結晶化プロセス、 成形加工と結晶化、最新動向とデータの解析方法~
受講可能な形式
趣旨
高分子材料の機械的強度・熱的性質に影響を与える結晶構造についてその基礎から応用にまでを詳述する。
高分子はナノスケールのモノマーから鎖そのものの長さであるミクロンスケールの構造まで有する広い空間スケールの理解が重要である。
高分子の結晶でも、コンホメーション、ナノスケールの結晶格子、10〜100ナノメートルの長周期、ミクロン〜それ以上の球晶構造が存在する。
また、外場や温度変化などによりシシケバブ構造やその他複雑な集合構造を取ることが知られている。また、その形成プロセスも非常に複雑である。
そこで、本講演では広い空間スケールでのモルフォロジーの変化やその解析手法について詳述する。
受講対象者
高分子の結晶化について学びたいと思っている企業研究者、学生など
日時 | 2023年5月31日10:30~16:30 |
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講師 | 松葉豪(山形大学大学院 有機材料システム研究科 教授) |
講師略歴 | 2001年 京都大学(博士) |
受講料 | 45000円 |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
お申込み | このセミナーに申込む |
プログラム
1.高分子の結晶とは
1.1 高分子とはなにか?
1.2 高分子の分類
2.高分子の結晶構造
2.1 結晶格子
2.2 結晶高次構造
2.3 ミクロンスケールの構造
2.4 コンホメーションなど
2.5 温度依存性
3.高分子結晶の解析方法
3.1 ナノスケールの構造を測定する方法
3.2 サブミクロンの構造を測定する方法
3.3 ミクロンスケールの構造を測定する方法
3.4 熱分析その他
4.結晶化プロセスについて
4.1 結晶成長プロセス
4.2 外場の効果(温度変化)
4.3 結晶核生成
4.4 相分離を伴う結晶化
4.5 核剤とは?可塑剤の効果とは?
5.成形加工と結晶化
5.1 流動場での結晶化
5.2 温度変化、温度依存性
6.最近の流れ
6.1 放射光の利用
6.2 測定装置回り
7.データの解析方法
7.1 効率のいい測定法のために
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。