~有機ゴム薬品の活用から取扱い・選定・配合ポイント~
受講可能な形式
趣旨
扱い方の難しい加工助剤。煩雑な加硫系。効果に乏しい老防系。これらいまひとつ良くわからない副資材の性質を基礎から理解していただき、応用へのヒントをつかんで、日々の作業や実務に活かしていただくことが本セミナーの目的です。
現役の有機ゴム薬品メーカーの技術者がとり貯め検証したデータをもとに、できる限り具体的でわかりやすく、また時にはマニアックに有機ゴム薬品の使い方についてご説明します。
受講対象者
◎ゴムおよびゴム製品の開発・製造に携わっている技術者・管理職
◎ゴムの特性を活かした配合処方を提供・提案されている配合技術者
◎ゴムおよびゴム薬品を扱う商社の担当者・幹部
日時 | 2022年4月15日10:30~16:30 |
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講師 | 大貫毅(川口化学工業株式会社 研究開発部 高分子加工グループリーダー) |
講師略歴 |
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受講料 | 45000円/1人(税別) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | |
お申込み | このセミナーに申込む |
プログラム
1.ゴムの加工と加工助剤
1) ゴムの素練りと加工助剤
1 素練り機構としゃく解剤
2 しゃく解剤を用いた素練りによる加工性の改善例
3 しゃく解剤の効果的な使い方
2) ゴムの混練りと加工助剤
1 ゴム用滑剤について
2 滑剤の効果(時間,粘度,分散,他)
3 粘着付与剤の効果(ロール作業性)
4 混練りによるゴムのゲル化とその防止例
3) ゴムの成型と加工助剤
1 成型加工における滑剤の効果(成型性)
2 未加硫ゴム硬化剤の効果(ダレの防止)
4) ゴムの加硫と加工助剤
1 金型流れと滑剤
2 金型離形性と滑剤
2.加硫系薬品の基礎
1) 加硫促進剤の構造的分類とそれらの特徴
2) 加硫調整の基礎
1 加硫を早くする,加硫を遅くする
2 静的なゴム物性,動的なゴム物性
3 耐熱性や耐セット性の改善
4 加硫戻りの改善
5 比較的安全な低温加硫系
6 高温高速加硫系
7 加硫系薬品の分散とゴム物性のばらつき
8 加硫系薬品とゴムの着色性
9 ブルーミングについて
10 安全衛生対応加硫系および混合促進剤
3.老化防止剤の基礎
1) アミン系老化防止剤の構造的分類と性能
2) フェノール系老化防止剤の構造的分類と性能
3) その他の老化防止剤(二次老化防止剤)
4) 老化防止剤の使い方
1 NR配合(耐熱付与)
2 NR/SBR配合(耐オゾン付与)
3 IR白色配合(耐熱付与と耐変色性)
4 SBR配合の老化防止剤(耐熱付与と耐オゾン付与)
5 NBR配合の老化防止剤(耐熱付与と耐油付与)
6 EPDM配合の老化防止剤(過酸化物架橋用)
7 加工安定剤としての使い方
5) 老化防止剤の変色性,着色性
6) 粘着テープ(SIS)の老化防止剤
4.有機ゴム薬品の検討例紹介
1) 素練りの制御方法とヒステリシスロスの低減
2) 最近のシランカップリング剤の反応促進とゲル化抑制
3) 防振ゴム配合の加硫系
1 天然ゴム/ブタジエン(高度バランス型)
2 クロロプレン(高減衰)
4) 含ハロゲンゴムの加硫系
1 クロロプレンゴム(ETU代替)
2 エピクロルヒドリンゴム(トリアジン架橋・耐水系)
3 ハロゲン化ブチルゴム(トリアジン・非抽出系)
4 ハロゲン化ブチルゴムのカップリング反応法
5) AEMの加硫系
6) 新製品,開発品のご紹介
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。