受講可能な形式
趣旨
樹脂部品の破損トラブルは、部品メーカの信用・信頼を著しく傷つける。しかし、その破損原因を究明し、再発防止のためのシステムを構築すれば、競合他社を凌駕する技術と仕組みを確立することが可能である。
樹脂部品の破面解析は、その部品が破損するに至った原因と、破損の経過が刻み込まれており、これが破損原因の解明に重要な手がかりを与えてくれる。
また、適切な破面解析により、その後に実施する原因究明や再現試験への移行が容易となる。樹脂部品の破損解析は、材料・部品設計・成形・部品評価の知識が豊富で、課題解決能力が高くなければ円滑な業務遂行は不可能である。
本講座では、受講者がこれらの知識を獲得するためのサポートを行うと共に、破損不具合の再発防止の取組についてのノウハウが習得できる内容としている。
受講対象者
日時 | 2015年10月21日13:00~16:00 |
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講師 | 川瀬テクニカル・コンサルタンシー 川瀬 豊生 |
講師略歴 | |
受講料 | 非会員: 49,980円(税込) 会員: 47,250円(税込) 学校関係者: 10,800円(税込) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | R&D支援センター |
配布方法 | |
お申込み |
プログラム
1.樹脂部品の不具合現象と入力因子の対比
2.樹脂部品における破損トラブルの事例
3.プラスチック部品における破面解析
・クレーズとクラック
・脆性破壊
・延性破壊
・ストレスクラック
・環境応力割れ
・クリープ破壊
・疲労破壊
4.ゴム部品における破面解析
・脆性破壊
・延性破壊
・オゾンクラック
・疲労破壊
・加水分解による破壊
5.樹脂部品における亀裂・破損不具合の原因究明
・樹脂材料の破壊メカニズム
・材料
・成形条件
・部品の使われ方
・隣接部品との関係
・部品が置かれた環境
6.発生応力の計算式 他
・厚肉円筒
・薄肉円筒
・プレスフィット
・肉厚設計
・コーナーRと応力集中係数
7.ワイブル解析による破損不具合データの整理方法
・分布図による方法
・最尤法
8.再現試験
9.破損寿命予測式による再現試験データの整理方法
・ラーソンミラー式による重回帰分析
・アレーニウス式による重回帰分析
10.不具合対策
・不具合対策の注意点
・再発防止のための管理帳票類の紹介
・再発防止の水平展開(歯止め)
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。