~各TPEの特性・構造から実用時のトラブルまで~
受講可能な形式
趣旨
熱可塑性エラストマーは、ゴムの特性と熱可塑性プラスチックの成形性を併せ持ち注目されている材料であり、幅広い分野で用途展開が進んでいる。従来のゴムと比較した場合、加硫工程が不要であり、成形加工性・リサイクル性に優れ、軽量である点が評価されている。
本セミナーでは、受講者の方が、
1) 熱可塑性エラストマーに関する体系的な知識を得ることができる、
2) 目的にかなった熱可塑性エラストマーを選定して、製品設計ができる、
3) 必要に応じて材料設計ができる、
4) 成形および評価ができる、
ことを目標としている。
普段化学に接しておられない方にもご理解いただけるよう、熱可塑性エラストマーを理解するための基盤となるゴム・プラスチックに関する基礎事項も紹介する。また、実使用時のポイントについても紹介し、確実な製品設計に進んでいただけるよう配慮している。
受講対象者
ゴム・プラスチックに関する業務を担当する技術者・研究者の方、ゴム・プラスチックを使用する製品を設計する方、ゴム・プラスチックに関する技術企画を担当する方。
日時 | 2024年11月26日10:30~16:30 |
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アーカイブ視聴 | 2024年12月3日~2024年12月17日 |
講師 | 平野康雄(神戸技術オフィス 代表) |
講師略歴 | 大阪大学高分子学科卒業、同大学院石油化学修士課程修了。デラウェア大学大学院機械工学博士課程修了。宇部興産株式会社、株式会社神戸製鋼所にて熱可塑性エラストマー・複合材料の開発、ゴム・プラスチック加工機械の開発等に従事した後、神戸技術オフィスにて現職を務める。 |
受講料 | 45000円/1人(税別) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
お申込み | このセミナーに申込む |
注意事項 |
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プログラム
1.熱可塑性エラストマーの基礎知識
1-1. はじめに
(1)熱可塑性エラストマー(TPE)とは
(2)TPEの成分と構造
(3)TPEの熱的性質
1-2. TPEの歴史
1-3. 製造、特性、加工を理解するための基礎
2.熱可塑性エラストマーの種類と特性(各論)
2-1. スチレン系TPE
2-2. オレフィン系TPE
(1)ブレンド系
(2)TPV(動的加硫)系
2-3. ウレタン系TPE
2-4. エステル系TPE
2-5. アミド系TPE
2-6. その他のTPE
3.熱可塑性エラストマーを用いた製品設計
3-1. TPE選定の考え方
3-2. TPEのタイプ別特性比較
3.3. TPE製品の材料設計
(1)設計の考え方
(2)設計例
3-4. ゴムの置き換え
(1)TPEとゴムの特性比較
(2)置き換え例
4.熱可塑性エラストマー実使用時の課題と対策
4-1. 成形時の課題と対策
4-2. TPEの劣化と対策
5.まとめ
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。