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系統的に学ぶ実践 ゴム製品のCAEを利用した設計開発

~ゴム製品の設計基礎、防振ゴムの固有値解析から粘弾性、動解析の本質/ゴムの剛性変化について、ゴムシールの面圧定義と経年変化、ゴムの大変形、非線形解析の基本から応用テクニック、線形解析でも注意が必要:やってはいけない解析定義、解析の効率的運用、ゴム製品の耐久性予測について~

ゴムタイムス社

受講可能な形式

【リアルタイム&アーカイブ視聴】

趣旨

 ゴムの設計、解析が難しいと考えていませんか。ゴム製品はあいまいなもので、なんとなく設計してもなんとなくできてしまいます。ゴムシール、防振ゴム、精密部品のゴム製品開発での経験を体系的に説明、お役に立てる情報を説明します。

 1991年にFEM解析とは何?というところから出発した化学畑での経験しかない私が、お客様のご要望にお応えする中で学んだノウハウを設計・開発から製造工程までの型設計など、また、耐久性向上のポイントについて説明します。

 線形解析でも本来間違った設定なども多く見かけられ、ゴムも同様に正しく解析条件など定義すれば怖いものはありません、確実に必要な結果が得られます。
また、この講座をきっかけとした知識の引き出しを持ったと考えて、不明点はメールやweb会議等でどこまでもご説明する良い宇井があります。ご活用ください。

受講対象者

◎ゴムの解析でお困りの方:特に相談するところのない方など
◎ゴムの製品設計を円滑に行いたい方、方向性でお困りの方。
◎ゴム製品開発で、製造のヒントを知りたい方、耐久性までのヒントも。

日時 2025年10月2日10:30~16:30
アーカイブ視聴 2025年10月8日~2025年10月22日
講師 萩本 光広(個人事業:寺子屋 代表)
講師略歴

2008年からCAE解援隊HP開設、ゴムの解析基本から解析予測く精度の向上、課題解決、CAD及びCAE自動化について情報発信及びコンサルタント、2018年より寺子屋へHPを移し、よりきめ細やかなサービスを展開できるよう活動しています。

受講料 45,000円/1名
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
お申込み このセミナーに申込む
注意事項 ※アーカイブ配信のみご希望される方は、「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】となっている方をお選びください。
※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は、無料で「アーカイブ配信」を閲覧できます。振り返り学習に活用ください。

プログラム

1.ゴム製品の設計基礎
 1-1 ゴム製品の特長と利点、欠点
 1-2 ゴム製品と金属製品の違い、似ているポイント .
 1-3 各製品群の設計/FEM解析を絡めて
  ①防振ゴム設計 ばね計算とFEM解析での設計
   ・・マウント/クッション/ラバーダンパー他
  ②ゴムシール設計
  ③ラバー/樹脂ブーツの設計
  ④ワイパー設計/払拭性
  ⑤クリック特性予測
 1-4 製造工程含めた設計開発
  ・金具付きシールの金型設計
  ・ワイパー、シールの摩擦低減の工夫
  ・熱解析での工程改善
  ・工程設計に用いる熱的解析の材料定義
  ・ゴムの構造解析の基本/簡単にエネルギー関数について

2.防振ゴムの固有値解析から粘弾性、動解析の本質/ゴムの剛性変化について

3.ゴムシールの面圧定義と経年変化 ・・応力緩和、クリープの本質

4.ゴムの大変形、非線形解析の基本から応用テクニック
 4-1 ゴムのひずみエネルギー密度関数定義、回帰について
 4-2 ゴムの解析の基本から収束性テクニック(飛び移り、接触、荷重の与え方)
 4-3 ゴムの特性変化、熱、速度依存性
 4-4 摩擦の考え方、収束性も絡めて
 4-5 線形解析ソフト(ソリッドワークス等)でのゴムの特性予測について
 4-6 リスタート、その他便利機能(周期対称、2dから3D解析等)
 4-7 ゴム、樹脂の解析誤差の根本原因

5.線形解析でも注意が必要:やってはいけない解析定義
 5-1 ゴムは非線形でしょうか、線形解析ソフトでできるゴムの解析
 5-2 簡略化含むモデル化、固定条件など条件定義基本から落とし穴
 5-3 ゴムと金属の摩擦、解析の収束性について

6.解析の効率的運用
 6-1 自動化、効率化の考え方 ⇒自分の考える時間の捻出
 6-2 CAD/FEMの自動化、方法、考え方 
 6-3 材料データ構築、CAD/CAE運用費の内緒の低減&削減方法/裏ワザ含めて

7.ゴム製品の耐久性予測について
 ・シール製品、防振ゴム他 破損、耐久性の考え方
  (基本:ゴム製品は応力で確認してはいけない)

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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