ゴムの劣化機構と防止法-酸化防止剤とオゾン劣化防止剤の選定ポイント
受講可能な形式
趣旨
ゴム製品の製造が樹脂製品と大きく異なる点として、ゴム製品の特性や耐久性等が原料ゴムの他にゴム薬品、可塑剤、充填剤等の添加剤の影響を大きく受けることがあげられる。
そのためゴム製品の配合決定には添加剤の特徴を把握すると共に作用機構も加味した総合的な検証が欠かせない。
この講演では特に老化防止剤に的を絞って、各老化防止剤の特徴をよく表した評価結果とその作用要因について詳細に説明するが、下記の素朴な質問の答えにも出会える講演内容となっております。
何故、NRは軟化劣化でSBR、NBR等は硬化劣化なの?
アミン系老防の酸化防止能は本当に高いの?
何故、構造の似通った老化防止剤が、あれ程にも多いの?
老化防止剤の組合せは、どのように考えれば良いの?
オゾン劣化防止剤と酸化防止剤は、何で決まるの?
長期寿命のゴム製品の配合設計は、どのように考えれば良いの?
老化防止剤は最終的にどうなるの?
パーオキサイド加硫に適した酸化防止剤はあるの?
受講対象者
日時 | 2016年4月20日13:00~17:00 |
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講師 | 太智重光(太智コンサルタント事務所所長) |
講師略歴 | |
受講料 | 45,000円 |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | |
お申込み | このセミナーに申込む |
プログラム
1.ゴムの劣化と安定化-作用機構と防止法-
1)ゴムの酸化劣化-その機構と防止法-
(1)ゴムの酸化劣化及び安定化の作用機構
(2)汎用酸化防止剤とその作用機構
2)ゴムのオゾン劣化-その機構と防止法-
(1)ゴムのオゾン劣化の作用機構
(2)汎用オゾン劣化防止剤とその作用機構
2.酸化防止剤選定のポイント
1)酸化防止剤の相互評価と寿命
2)酸化防止能への影響因子と対策
(1)老化温度と酸化防止能
(2)酸化防止剤の併用と相乗効果
(3)酸化防止剤の非抽出化処方
(4)パーオキサイド加硫用酸化防止剤
3.オゾン劣化防止剤選定のポイント
1)NR用オゾン劣化防止剤の選定
(1)汎用オゾン劣化防止剤の持続性評価
(2)オゾン劣化防止能の持続性向上への対策
2)CR、NBR用オゾン劣化防止剤の選定
(1)オゾン劣化防止剤の総合評価
(2)CR、NBR用オゾン劣化防止剤特有の影響因子と対策
太智重光氏プロフィール (太智コンサルタント事務所所長)
1973年: 京都工芸繊維大学大学院工業化学科修士課程修了
1973年~2013年: 大内新興化学工業株式会社入社、中央研究所次長、志村工場・須賀川工場生産部長、取締役生産管理部長、中国合弁会社董事を歴任 2013年~2015年: 大内新興化学工業株式会社・顧問 現在: ゴム薬品活用コンサルタントとしてゴム薬品の有効活用の普及活動に従事
注意事項
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