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高分子における相分離・相溶性メカニズムと “目的の物性を得るための”構造制御および測定・評価

「相溶性の判定」「相分離構造制御」「モルホロジー制御」「配向制御」「高分子の結晶化」 ~構造制御による新規物性創出への道~

ゴムタイムス社

受講可能な形式

趣旨

 本講では、高分子の相溶性・相分離構造の基礎と、目的の物性を得るための構造制御技術を解説します。さらに、これらの解析手法によって得られた測定データを実際の材料開発にどのように活かしていけばいいか? ついて言及します。

受講対象者

日時 2016年4月25日10:30~16:30
講師 京都工芸繊維大学 教授 櫻井 伸一
講師略歴
受講料 48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )  定価:本体45,000円+税3,600円 会員:本体42,750円+税3,420円
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 サイエンス&テクノロジー<S&T>
配布方法
お申込み

プログラム

<参加対象>
本テーマに興味のある方なら誰でも参加可能です。
熱力学の基礎を習得している方が望ましいです。 

<参加して得られる知識>
・ポリマーの相溶性と相分離に関する熱力学的基礎 
・実験によるポリマーの相溶性の判定方法
・ポリマーブレンドの相分離構造制御技術
・ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御技術
・高分子集合体の階層構造
・高分子の構造にかかわる実験法と解析法
・高分子の結晶化現象
・小角散乱、広角散乱、シンクロトロン放射光、X線散乱 

<プログラム>
1.ポリマーの相溶性と相分離に関する熱力学的基礎
 1.1 Flory-Hugginsの理論
 1.2 ポリマーブレンドの相図
 1.3 ブロックコポリマーの相図
 1.4 ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御

2.実験によるポリマーの相溶性の判定方法
 2.1 示差走査熱量(DSC)測定による判定方法
 2.2 電磁波の散乱(光散乱、X線散乱、中性子散乱)測定による判定方法

3.ポリマーブレンドの相分離構造制御技術
 3.1 スピノーダル分解過程(初期、中期過程)
 3.2 相分離構造粗大化過程
 3.3 ポリマーブレンドの相分離構造制御技術

4.ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御技術
 4.1 ブロックコポリマーのナノ相分離構造のモルホロジー制御
 4.2 ブロックコポリマーのナノ相分離構造の配向制御

5.高分子集合体の階層構造
 5.1 高分子の結晶化現象
 5.2 結晶性高分子の階層構造
 5.3 ブロックコポリマーのグレインと階層構造
 5.4 構造解析手法
  5.4.1 各種顕微鏡観察(光学顕微鏡、電子顕微鏡、原子間力顕微鏡)
  5.4.2 電磁波の散乱測定(小角散乱、広角散乱、シンクロトロン放射光、X線散乱、中性子散乱)

6.おわりに ~構造制御による新規物性創出への道(考えるヒントとして)~
 6.1 構造と力学物性との相関
 6.2 構造と光学物性との相関

  □質疑応答・名刺交換□

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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