~粘弾性測定、線形粘弾性理論、無定形高分子の粘弾性、結晶性高分子の粘弾性~
受講可能な形式
趣旨
レオロジー初学者向けのセミナーです。レオロジーの本を読んで勉強する際の理解の助けになるように,考え方の基礎を講義します。
高分子材料はその材料種に特有の緩和時間をもち、これが材料の硬い、軟らかいといった変形に対する応答と密接に関係しています。
本講座を通じてレオロジーや粘弾性測定についてのイメージを掴み、実際の測定や解析に活かすことを目指します。
まずレオロジーという学問を簡単に紹介したうえで粘弾性測定の重要性を示し、線形粘弾性理論について説明します。
さらに、それらの知見を踏まえて、無定形高分子・結晶性高分子の粘弾性挙動について具体例を用いて解説いたします。
受講対象者
レオロジー初学者向けのセミナーです。
日時 | 2025年1月24日12:30~16:30 |
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講師 | 伊藤 麻絵 (金沢大学) |
講師略歴 | 学歴 |
受講料 | 45000円/1人(税別) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | 冊子のテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
お申込み | このセミナーに申込む |
プログラム
1.粘弾性測定
1-1.レオロジーとは?
1-2.粘弾性測定の基礎(応力とひずみ)
1-3.刺激と応答(因果律)
2.線形粘弾性理論
2-1.応力緩和(マクスウェルモデル)とクリープ(フォークトモデル)
2-2.緩和時間
2-3.緩和時間と観測温度
2-4.緩和スペクトル
2-5.静的試験と動的試験
3.無定形高分子の粘弾性
3-1.高分子の粘弾性の温度依存性
3-2.温度-時間換算則、シフトファクター、活性化エネルギー
3-3.ガラス-ゴム転移領域
3-4.高分子鎖のからみ合い
3-5.からみ合い点間分子量と臨界分子量
4.結晶性高分子の粘弾性
4-1.ポリエチレン固体の粘弾性スペクトル
4-2.緩和強度の算出方法
5.まとめ
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。