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高分子材料における破損・破壊メカニズム、 破面解析をはじめとした解析法及び対策事例

ゴムタイムス社

受講可能な形式

趣旨

■はじめに:
 高分子材料の破断面の解析のみではほとんどの場合破壊・破損の原因までは判定することはできない。例えば、破壊の起点がわかったとしても、予想以上の強度が付与されたのか、劣化によって強度が低下したのか、材料が変更されていたのか、薬品の影響があったのかなど、対策に結びつく原因まではわからないため、その他の解析法を駆使する必要がある。
 本講では、破損・破壊のメカニズムやその影響因子、破断面解析やその他の原因特定と対策のための解析法について事例を交えて紹介する。

■受講対象者:
 高分子材料を用いた部品や製品の開発、研究、品質管理に携わる技術者の方など。
 ご専門は機械、電機、建築など高分子以外の方でもご受講可能です。

■必要な予備知識:
 化学の初歩、材料の一般的知識

■本セミナーで習得できること(一例):
 ・破損・破壊の基礎
 ・破損・破壊の解析法
 ・材料分析法
 ・各種高分子材料の弱点

受講対象者

日時 2016年2月19日10:30~16:30
講師 一般財団法人 化学物質評価研究機構 東京事業所   高分子技術部 技術第三課 課長 仲山 和海
講師略歴
受講料 1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,640円       *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 情報機構
配布方法
お申込み

プログラム

1.破壊の種類とそのメカニズム
 1.1 強度を左右する因子
 1.2 応力集中と破壊現象
 1.3 破壊の種類
  1.3.1 脆性破壊
  1.3.2 延性破壊
  1.3.3 疲労破壊
  1.3.4 クリープ破壊
  1.3.5 環境応力亀裂、溶剤亀裂
  1.3.6 オゾンクラック

2.破壊・破損の解析法
 2.1 解析の流れ
 2.2 外観観察 形状、ウェルドライン
 2.3 破面解析法
    -マイクロスコープとSEM
 2.4 前処理法
 2.5 材料分析法
    -元素分析、分離分析、化学構造解析、組成分析(熱分析)
 2.6 劣化分析法
    -FT-IR、DSCによる酸化開始温度、GPC、TG、ESR、NMR、XPS、EPMA
 2.7 不均一性の分析
    -残留ひずみ、分散

3.各種ポリマーの弱点
  PS、PE、PP、PVC、PMMA、ABS、PA、POM、PBT、PET、PC
  NR、NBR、SBR、FKM、EPDM、CR、BR

4.破壊・破損解析及び対策事例
 4.1 加硫ゴムの破壊・破損
  4.1.1 加硫ゴムのオゾン劣化
  4.1.2 水道水中の残留塩素による劣化
  4.1.3 NBRの加硫不足による裂け
  4.1.4 加硫ゴムのボイドによる破壊
 4.2 プラスチックの破壊・破損
  4.2.1 ポリカーボネートの溶剤亀裂
  4.2.2 ポリ塩化ビニルの疲労劣化
  4.2.3 コーナー部の形状不良による破壊
  4.2.4 ポリアセタールギアのオーバーヒーティングによる劣化破損
  4.2.5 分散状態に起因した破壊

≪質疑応答・個別質問・名刺交換≫

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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