~ゴム・プラスチック製品の設計・開発や市場クレームの原因解析・対策に~
受講可能な形式
趣旨
ゴム・プラスチックを代表とする高分子材料に生じる不具合を抑えて、最大限に活用するために重要となる劣化と不具合、寿命に関する基礎を解説し、劣化や不具合に対する材料ごとの特徴、各種添加剤による劣化対策法について述べる。また、迅速、正確な市場クレーム対応を講ずるための解析、対策までの流れを解説し、実例を交えた解析例を数多く紹介する。
受講対象者
日時 | 2017年4月17日10:30~17:00 |
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講師 | (一財)化学物質評価研究機構 高分子技術部 課長 仲山和海氏 |
講師略歴 | |
受講料 | 48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 ) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | サイエンス&テクノロジー<S&T> |
配布方法 | |
お申込み |
プログラム
1. 高分子材料の劣化メカニズム
1.1 各種劣化因子(熱劣化、光劣化、金属による劣化など)と自動酸化反応
1.2 劣化により生じる現象やトラブル
1.3 製品に生じる現実的な劣化現象
2.高分子材料の各種分析法
2.1 不具合原因究明の手順
2.2 前処理法
2.3 材料分析法
元素分析,分離分析,化学構造解析,形態観察,熱分析
2.4 劣化分析法
FT-IR,DSCによる酸化開始温度,GPC,TG,ESR,NMR,XPS,EPMA
2.5 分子量及び分子量分布分析法
2.6 架橋密度の分析・評価法
2.7 ゴム組成分析法
3.劣化対策
3.1 劣化対策のアプローチ
3.2 劣化対策のための劣化原因解析
3.3 材料選択による劣化対策
3.4 添加剤の選択による劣化対策
3.5 対策の検証
3.6 各種材料の弱点
3.7 ゴムの劣化対策
老化防止剤の機能、効果的な配合例
3.8 プラスチックの劣化対策
酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤の機能、効果的な配合例
4.促進劣化試験法
4.1 光劣化(耐候性試験)
4.2 熱劣化(熱老化試験)
5.寿命評価法
5.1 寿命の考え方
機能的寿命と商品的寿命
5.2 劣化評価と寿命評価の関係
5.3 寿命評価の流れ
5.4 寿命評価のポイント
現実との乖離
5.5 寿命のばらつき
5.6 アレニウス法による寿命評価
5.7 アイリング法による寿命評価
6.劣化解析及び対策事例
6.1 劣化因子特定のための注意点
6.2 加硫ゴムの劣化
a. オゾン劣化
b. 残存過酸化物によるエチレンプロピレンゴム(EPDM)の劣化
c. 残存過酸化物劣化対策
d. 水道水中の残留塩素によるEPDMの劣化
6.3 プラスチックの劣化
a. ポリプロピレンの酸化劣化と劣化度の分布
b. ポリウレタンの光劣化
c. ポリカーボネートの白化(発泡剤による加水分解白化)
d. 酸化防止剤の添加効果の検証
(酸化防止剤の種類、組合せ、添加量の最適化)
6.4 接着の破壊
a アクリル系接着剤の耐水性不足による破壊
b. ウレタン系接着剤の可塑剤変更による剥離
□質疑応答・名刺交換□
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。