ゴムタイムス社 プラスチック添加剤特集 エボニックジャパン 改質用樹脂添加剤が新規PJに採用 TEGO® Cyc… 2024年6月25日 11時 スペシャルティケミカルの世界的企業、エボニックインダストリーズの日本法人であるエボニックジャパン。4つの事業部門を展開する同社では、スペシャルティアディティブス部門に属するインターフェイス&パフォーマンス部がプラスチック添加剤「TEGO®ブランド」を世界各国に提供している。 日本市場におけるプラ……
ゴムタイムス社 BASF、プラ添加剤で業界初 バイオマスバランス製品上市 2023年9月21日 9時 BASFは9月20日、プラスチック添加剤として使用できる業界初のバイオマスバランス製品の上市を発表した。「Irganox(イルガノックス)1010BMBcert」と 「Irganox1076FDBMBcert」を含む最初の製品群は、ISCCPLUS認証(国際持続可能性カーボン認証)に従い、国際的な……
ゴムタイムス社 プラスチック添加剤特集 エボニックジャパン TEGOCycleシリーズ拡販へ 日本市場は高い成… 2023年7月25日 10時 スペシャルティケミカルの世界的企業、エボニックインダストリーズの日本法人であるエボニックジャパン。スペシャルティアディティブス部門に属する5つの事業部の1つであるインターフェイス&パフォーマンスがプラスチック添加剤「TEGO®ブランド」を世界各国に提供している。 TEGO®ブランドは、TEGOM……
ゴムタイムス社 BASF、新サービスを上市 添加剤顧客向けサポート 2022年3月1日 13時 BASFは2月28日、プラスチック添加剤を使用する顧客向けに、様々なグローバル規制への対応をサポートする新サービス「レグセレンス」を開始したと発表した。レグセレンスは、デジタルソリューションを提供しアドバイザリーサポートによって規制問題の管理を簡素化することにより、イノベーションを加速させることが……
ゴムタイムス社 新ブランドVALERAS発表 BASFのプラスチック添加剤 2021年7月2日 11時 BASFは6月30日、持続可能なソリューションを提供するプラスチック添加剤の新グローバルブランドVALERAS(バレラス)を発表した。 VALERASは、同社の長年の経験、革新的なソリューション、規制面でのサポートを集約し、ポリマーのバリューチェーン全体でプラスチックのサステナビリティを高めるこ……
ゴムタイムス社 プラスチック添加剤を値上げ BASF、1月28日より 2021年2月1日 15時 BASFは1月28日、プラスチック添加剤の製品価格を、同日付で世界的に最大10%値上げすると発表した。 同社は、この価格改定は原材料および物流のコストの増加によるものとしている。 なお、実効日は同日だが、有効な契約がある場合についてはその内容が優先される。
ゴムタイムス社 ポリエステル系熱可塑性エラストマー(TPC)|その他プラスチック 2020年8月21日 7時 【開発経緯概略】 TPCは、ハードドセグメントに高融点で高結晶性の芳香族ポリエステルを、ソフトセグメントにTgが-70℃以下の非晶性ポリエーテルを使用したマルチブロック共重合体である。 【性質、加工、その特徴】 ① ポリエステルの強靭な性質を有する。 ② 耐熱性が高く、低温特性も良好である。 ③ 耐荷重性が大きく強……
ゴムタイムス社 ポリイミド(PI)|熱硬化性樹脂 2020年8月21日 7時 【開発経緯概略】 主鎖にイミド結合を有するもっとも耐熱性の優れたプラスチックの一つである。1964年にアメリカのデュポン社により開発された。 非熱可塑型ポリイミドは、反応形態により、縮合タイプ(縮合反応)と付加タイプ(付加反応)があり、ビスマレイミドや芳香族イミドを反応原料とした樹脂が多用されている。熱……
ゴムタイムス社 ウレタン樹脂|熱硬化性樹脂 2020年8月20日 7時 【開発経緯概略】 ウレタン結合を有する高分子化合物で、主にジイソシアネートとポリオール(活性水素結合物)との重付加反応によって得られる。1930年代後半にドイツのバイヤー社が開発した。ジイソシアネート類・ポリオール類の種類と組み合わせによりフォーム・エラストマー・塗料・接着剤・弾性繊維・合成皮革などの……
ゴムタイムス社 シリコーン樹脂(SI)|熱硬化性樹脂 2020年8月20日 7時 【開発経緯概略】 シロキサン結合(Si-O-Si)に有機のメチル基やフェニル基などが同一分子内に存在している化学物質で、無機物の性質と有機物の性質を併せ持つ熱硬化性樹脂である。1940年代にアメリカのGE社で発明された。三次元網目構造は触媒(過酸化物など)や空気中の水分、熱水との触媒などにより得られる。シロキサ……
ゴムタイムス社 ジアリルフタレート樹脂(DAP)|熱硬化性樹脂 2020年8月19日 7時 【開発経緯概略】 ジアリルフタレート樹脂はオルソ、イソ、テレフタル酸とアリルアルコールを塊状重合で20~30%程度重合したところで重合を停止させてプレポリマー(DAP、DAIP、DATPの3種類)を作る。反応は付加重合であるので、フェノール樹脂などとは異なり、水、アルデヒド、アンモニアなどの発生はない。これに強化材……
ゴムタイムス社 エポキシ樹脂(EP)|熱硬化性樹脂 2020年8月19日 7時 【開発経緯概略】 エポキシ樹脂は分子内にエポキシ基を2個以上持つ化合物の総称で、ビスフェノール類多価アルコールやノボラックなどとエピクロルヒドリンとの縮重合体ポリオレフィンなどを酸化し、エポキシ基を導入したものがある。工業的にもっとも多く使用されているのは、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの縮……
ゴムタイムス社 ジシクロペンタジエン樹脂(DCPD)|熱硬化性樹脂 2020年8月18日 7時 【開発経緯概略】 ジシクロペンタジエン樹脂(DCPD)は、シクロペンタジエンを高温無触媒で熱重合して製造する。この場合、スチレンやC4~C5の共役ジエン、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、無水マレイン酸、フェノールなどの種々のモノマーとの共重合が可能である。また、DCPD樹脂のもつ二重結合を完全に水素添加すると……
ゴムタイムス社 キシレン樹脂|熱硬化性樹脂 2020年8月18日 7時 【開発経緯概略】 m-キシレンとホルムアルデヒドから得られる100%キシレン樹脂(淡黄色、水飴状)と、他の芳香族炭化水素とともにホルムアルデヒドとを縮合によって得られる変性樹脂(液状、塊状、粉状など)がある。多くのマトリックス樹脂に対して基本性能の改質用に反応性原料またはブレンド剤として活躍している。 【……
ゴムタイムス社 メラミン樹脂(MF)|熱硬化性樹脂 2020年8月17日 7時 【開発経緯概略】 メラミン樹脂はメラミンとホルムアルデヒドの反応によって生じたメチロールメラミンの縮重合により生成する。メラミン樹脂は1930年代にスイスのCibaが発明した。 pH8~10の弱いアルカリ性でメラミンとホルムアルデヒドを反応させると、メチロール化され、まず、メチロールメラミンが生成する。メラミン1……
ゴムタイムス社 不飽和ポリエステル樹脂(UP)|熱硬化性樹脂 2020年8月17日 7時 【開発経緯概略】 無水マレイン酸のような不飽和二塩基酸および無水フタル酸のような飽和二塩基酸とグリコールの縮合反応により得られるポリエステルを、スチレンやメタクリル酸メチルなどの架橋用ビニルモノマーに溶解した熱硬化性樹脂である。これに硬化剤である有機過酸化物および必要に応じ促進剤である金属石鹸を添……
ゴムタイムス社 ユリア樹脂(尿素樹脂:UF)|熱硬化性樹脂 2020年8月16日 7時 ユリア樹脂(尿素樹脂:UF) 【開発経緯概略】 メラミン樹脂などを含めてこれらの化学構造を有するものを一般にアミノ樹脂と総称する場合がある。ユリア樹脂は尿素とホルムアルデヒドを中性または塩基性で反応させるとメチロールユリアができる。メチロールユリアを酸により脱水、または加熱して脱水、縮重合を行って得ら……
ゴムタイムス社 フェノール樹脂(PF)|熱硬化性樹脂 2020年8月16日 7時 【開発経緯概略】 フェノール樹脂は、フェノール類とアルデヒド類との縮合反応により得られる樹脂状物質を主体とする高分子をいう。PFは、1900年代にアメリカのベークランド博士が発明した世界最初の合成プラスチックである。用いる触媒により次の2種類の初期縮合物が得られる。 ・レゾール:アルカリ触媒を使用する反応……
ゴムタイムス社 ポリエチレンオキサイド(PEOX)|その他プラスチック 2020年8月15日 7時 【開発経緯概略】 ポリエチレンオキサイド(PEOX)は、エチレンオキサイド分子を水分子と重付加反応させて得られるもので、基本化学構造式HO-(CH2 CH2O)n-Hのnが200~300程度までを通常ポリエチレングリコール、これ以上のものをポリエチレンオキサイドと呼ぶ。重合度によって液体からロウ状のものまでが得られる。 【……
ゴムタイムス社 ケトン樹脂|その他プラスチック 2020年8月15日 7時 【開発経緯概略】 ケトン樹脂は、ケトンとホルムアルデヒドの縮合によって得られる。原料ケトンがメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトフェノン、シクロへキサノンなどによってそれぞれ異なったものが得られるが、多少の特性値の差があるものの、一般的には類似の性質を持っている。 【性質、加工、その特……
ゴムタイムス社 ヒドロキシエチルセルロース(HEC)|その他プラスチック 2020年8月14日 7時 【開発経緯概略】 水溶性セルロース誘導体で、非イオン性繊維素誘導体である。セルロースのOH基を部分的にエチレンオキサイドに置換すると、水に可溶なセルロースエーテル(HEC)となる。種々の置換度および重合度のものが製造されており、一般的に低重合度のものはエマルジョン重合の保護コロイド、高重合度のものは塗料……
ゴムタイムス社 カルボキシメチルセルロース(CMC)|その他プラスチック 2020年8月14日 7時 開発経緯概略】 一般にカルボキシメチルセルロース(CMC)と呼ばれているものは、実際はそのナトリウム塩である。CMCのナトリウム塩は、アルカリセルロースとモノクロル酢酸ナトリウムの反応によって得られる水溶性の白色粉末である。 【性質、加工、その特徴】 CMCのナトリウム塩は水溶性で、pHにより水溶液の粘度が変わ……
ゴムタイムス社 アセチルセルロース(CA)|その他プラスチック 2020年8月13日 7時 【開発経緯概略】 セルロースの酢酸エステルである。CAには二酢酸エステルと三酢酸エステルがあり、二酢酸エステルはフィルム、シートなどの包装用品および成形材料として、三酢酸エステルはLCD用光学フィルムなどとして使用されている。アセテート繊維は、二酢酸エステルを熟成工程によっていくぶん加水分解したものをア……
ゴムタイムス社 特殊透明性プラスチック(非晶質ポリオレフィン)|その他プラスチック 2020年8月13日 7時 【開発経緯概略】 透明性プラスチックは、光学特性に加えて、軽量性、耐衝撃性、成形加工性などのプラスチック特有の性質により、無機ガラスに代わって光学分野における用途を広げている。この分野に使用されてきた材料はPMMAおよびPCであるが、前者は吸水性が大きく、後者は複屈折率が大きいという欠点を持つ。最近、各……
ゴムタイムス社 バイオマスプラスチック、 生分解性プラスチック(グリーンプラ)|その他プラスチック 2020年8月12日 7時 【開発経緯概略】 バイオマスプラスチックは、再生可能な植物由来物質で、化学的または生物学的に合成することにより得られる高分子材料である。生分解性プラスチックは、通常のプラスチック製品と同等に成形・使用でき、使用後は自然界の微生物や分解性酵素により水と炭酸ガスに分解される「自然に還るプラスチック」で……
ゴムタイムス社 ポリアミド系熱可塑性エラストマー(TPAE)|その他プラスチック 2020年8月12日 7時 【開発経緯概略】 TPAEは、ポリアミド(ナイロン)をハードセグメントとし、これにポリエステルポリオールまたはポリオール(PTMG(ポリテトラメチレングリコール))またはPPG(ポリプロピレングリコール)をソフトセグメントとしたブロック共重合体である。 【性質、加工、その特徴】 ① ナイロンの強靭な性質を有する。……
ゴムタイムス社 ウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)|その他プラスチック 2020年8月11日 7時 【開発経緯概略】 TPUは、分子内に部分架橋を有する不完全熱可塑性タイプと線状の高分子の完全熱可塑性タイプがある。これらは、次の三つに大別できる。 ●カプロラクトン型:カプロラクトンを開環して得られるポリカプロラクトンポリオールにポリイソシアネートを付加重合したタイプ。 ●アジピン酸型(アジペート型):ア……
ゴムタイムス社 塩ビ系熱可塑性エラストマー(TPVC)|その他プラスチック 2020年8月11日 7時 【開発経緯概略】 TPVCは、分子中のハードセグメントとしてポリ塩化ビニル(PVC)を、ソフトセグメントとして部分架橋型NBRなどのゴムを用いてアロイ化したブレンド型TPEである。 【性質、加工、その特徴】 ① セット、熱変形が小さい。 ② 反発弾性が大きい。 ③ 屈曲疲労強度が優れている。 ④ 耐摩耗性が優れている。 ⑤ 着……
ゴムタイムス社 オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)|その他プラスチック 2020年8月10日 7時 【開発経緯概略】 TPOはハードセグメントにポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィンを用い、ソフトセグメントにEPDMなどを用いる。 TPOの主な種類として①単純ブレン型TPO(s-TPO)と②インプラント化TPO(Reactor-produced,i-TPO)、③動的加硫型TPO(Dynamic Vulucanized,TPV)に大別される。 【性質、加工、そ……
ゴムタイムス社 スチレン系熱可塑性エラストマー(SBC(TPS))|その他プラスチック 2020年8月10日 7時 【開発経緯概略】 SBCは一般ポリスチレンブロックとゴムの中間ブロックを有し、ポリスチレン部分がハードセグメントを形成して橋かけ点となり、中間のゴムブロックが製品にゴム弾性を与える。ソフトセグメントには、ポリブタジエン(B、SBS)、ポリイソプレン(I、SIS)、および2種のポリオレフィン(EB、SEBS)、(EP、S……
ゴムタイムス社 熱可塑性エラストマー(TPE、全般)|その他プラスチック 2020年8月9日 7時 【開発経緯概略】 熱可塑性エラストマー(Thermoplastic Elastomers:TPE)は、常温では加硫ゴムの性質(エラストマーとしての性質)を示すが、高温では塑性流動が可能となり、プラスチックの加工機で成形できる高分子材料と定義される。加熱により可塑性を示すエラストマーなので熱可塑性エラストマーと呼ばれる。TPEは……
ゴムタイムス社 PA/変性PO系ポリマーアロイ|ポリマーアロイ 2020年8月8日 7時 【開発経緯概略】 ナイロン(PA)は強靭な樹脂であり、吸湿時ではその衝撃強度は極めて高いが、絶乾時や0℃以下の低温では衝撃強度は必ずしも十分でない。その向上のためPA/変性ポリオレフィン系アロイが開発された。 PAとPOは相溶性が良くないので、POに不飽和グリシジル化合物や不飽和カルボン酸またはその無水物やエス……
ゴムタイムス社 PC/ABS樹脂系ポリマーアロイ|ポリマーアロイ 2020年8月8日 7時 【開発経緯概略】 PCの流動性改良とコストダウンを目的に開発され、20年以上の実績を有する。 PCとABS樹脂は、部分相溶性であり、相溶化剤などを特別に必要とせずに比較的容易に製造できる。 PCの衝撃強度の厚み依存性、ノッチ感度が高いなどの欠点を改良し、低温での衝撃強度が向上している。 同系統のアロイとしてはPC/……
ゴムタイムス社 PPE/PA系ポリマーアロイ|ポリマーアロイ 2020年8月7日 7時 【開発経緯概略】 非相溶系のPPEとPAをアロイ化するためにPPEにPAをグラフトする方法、PPEを無水マレイン酸などの不飽和酸無水物で変性する方法、スチレン-無水マレイン酸共重合体を添加する方法などが用いられている。そのモルホロジーはPAをマトリックスとし、PPEをドメインとするミクロ相分散構造をとる。衝撃改良剤と……
ゴムタイムス社 PPE/PS系ポリマーアロイ|ポリマーアロイ 2020年8月7日 7時 【開発経緯概略】 エンプラのポリマーアロイとしてGE社が1966年に最初に生産を始めたものである。ポリマーアロイの中では数少ない完全相溶系のアロイであり、任意の割合で一相に混合することができる。混合比率により80~170℃の幅広い荷重たわみ温度を有するアロイが得られる。 SBR、SEBSなどのスチレン系エラストマーと……
ゴムタイムス社 PVC/TPU系ポリマーアロイ|ポリマーアロイ 2020年8月6日 7時 【開発経緯概略】 機械的にブレンドしたタイプ、グラフト重合タイプがある。PVCと相溶性のあるポリウレタンはポリエステル系が主体である。ブレンド系はPVCとTPUの比率や可塑剤量によって物性が大きく変化する。 【性質、加工、その特徴】 ① 耐摩耗性、高弾性化、カール性、引張強さなどの向上(PVC側から)。 ② 可塑剤の……
ゴムタイムス社 PVC/アクリル樹脂系ポリマーアロイ|ポリマーアロイ 2020年8月6日 7時 【開発経緯概略】 PVCと以下に示す二つのタイプの材料とのポリマーアロイである。 ・MMA-アクリルゴム-スチレンの三元共重合体(MASを用いる強化剤タイプの材料) ・MMA-アクリル酸エステル系ランダム共重合体を用いた加工助剤タイプの材料 【性質、加工、その特徴】 ① ゲル化を早め、混練効果を良くし、加工性が向上(PV……
ゴムタイムス社 ポリマーアロイ総括|ポリマーアロイ 2020年8月6日 4時 *この記事は「プラスチックスガイド」に掲載されました。 *図・表はPDFでご覧ください カクテルは、そのエキゾチックな名称で、戦後の一時代に大いにもてはやされたものである。「スクリュードライバー」、「マティーニ」、「ハイボール」などが代表的なものである。最近では、ちょっと変ったもので「チューハイ」、「……
ゴムタイムス社 石油樹脂|低分子量ポリマー 2020年8月5日 7時 概要と特徴 石油樹脂は、石油類のスチームクラッキングによるエチレンプラントから分解油中に含まれるジオレフィンおよびモノオレフィン類を単離せずに重合したもので、分解油留分のうちC5留分を原料としたものをC5系石油樹脂、C9留分を原料としたものをC9系石油樹脂、両者を原料としたものをC5C9系石油樹脂と呼ぶ。 C9系……
ゴムタイムス社 液状ポリイソプレン|低分子量ポリマー 2020年8月5日 7時 液状ポリイソプレンは、イソプレンをアニオン重合することにより、1,4-構造が主体の低分子量重合体を得ることができる。 この液状ポリイソプレンの分子量は数万の領域であり、架橋形成体として使用できるものである。また、各撞ジエン系ゴムと相溶性に優れ、それらにブレンドされた際には十分な可塑効果を示すと同時に、……
ゴムタイムス社 補強材(強化材、無機充填材)|プラスチック添加剤 2020年8月4日 7時 添加剤としては、可塑剤と同様に添加量が多いが、重要なものの一つである。プラスチック材料の最近の材料開発技術の一つである複合材用として使用される改質剤である。近年、プラスチックが金属代替用途に使用されるようになり、注目されている。主な目的は、プラスチックの剛性、機械的強度、荷重たわみ温度、寸法安定性……
ゴムタイムス社 高分子添加剤(耐衝撃性改良剤など)|プラスチック添加剤 2020年8月4日 7時 1980年代頃から新規で大規模な市場が展望できるようなプラスチックの開発が無くなった。しかし、ユーザーから要望は多様化・高度化してきた。そのために多くの材料メーカーは既存の材料の組み合わせによる新規材料の開発を中心的に行った。ABC(A(アロイ)ポリマー同士の組み合わせによる材料開発、C(コンポジット)ポ……
ゴムタイムス社 着色剤|プラスチック添加剤 2020年8月3日 7時 1.概要 着色剤は、プラスチックを着色するものであるが、そのほか光の遮断、反射、吸収により製品に耐光性を付与する役割もある。着色剤には、無機顔料、有機顔料、および染料があるが、染料は耐光性に劣るので前2者が中心に使用されている。着色剤は金属系の顔料が多く使用されるため、各プラスチック業界では毒性問題……
ゴムタイムス社 帯電防止剤|プラスチック添加剤 2020年8月3日 7時 1.概要 プラスチックは一般に帯電しやすく、帯電によるほこりや汚れの付着、OA機器類のノイズ発生などが大きな問題となっている。そのため、多くの帯電防止剤が開発され、プラスチックに添加されているがその大部分が界面活性剤である。 2.帯電防止剤の種類 ●アニオン性界面活性剤:脂肪酸塩類、高級アルコール硫酸エス……
ゴムタイムス社 滑剤|プラスチック添加剤 2020年8月2日 7時 1.概要 滑剤はプラスチックの成形加工時に、プラスチックと成形加工機の金属面との摩擦を減少したり、樹脂間の摩擦を減少させ、流動性や離型性を改善し、加工性を改良させる。このような作用により、加工時の樹脂温度の上昇を抑制し、実質的に樹脂の分解を抑制して安定剤の補助的役割をしている。滑剤はその作用により外……
ゴムタイムス社 可塑剤|プラスチック添加剤 2020年8月2日 7時 1.概要 可塑剤は、ポリマー分子間に浸透してポリマーの分子間力を弱め、ポリマー分子鎖を動きやすくすることで粘度を低下させ成形加工性を改善したり、ポリマーのガラス転移点を低下し、ポリマーに柔軟性を与える。特に、ポリ塩化ビニルにおいては可塑剤の添加量により自由に柔軟性が制御され、多くの用途に適合させてい……
ゴムタイムス社 一般プラスチック用安定剤|プラスチック添加剤 2020年8月1日 7時 1.概要 ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ABS樹脂、エンジニアリングプラスチック(エンプラ)などのプラスチック用安定剤はほとんどの樹脂で共通のものが使用される。それらをプラスチックの劣化反応に対する抑制機能別に分類するとラジカル連鎖開始阻害剤、ラジカル捕捉剤、過酸化物分離剤に分けられる。 ……
ゴムタイムス社 塩ビ用安定剤|プラスチック添加剤 2020年8月1日 7時 1.概要 塩ビ(PVC)用安定剤は、多くの種類があるがそれぞれの安定剤の相乗効果が大きく、多くの場合用途に応じて適切な安定剤が数種組み合わせて使用され、軟質塩ビ用安定剤は安定剤メーカーによってワンパック化して販売されているものが多い。 2.塩ビ用安定剤の種類など ①熱安定剤とその説明 熱安定剤は塩ビの劣化の……
ゴムタイムス社 PA/PP系ポリマーアロイ|ポリマーアロイ 2020年7月31日 14時 【開発経緯概略】 PAとPPの組合せは、極性が大きく異なり、相溶性の欠如した代表的なポリマー系である。したがって、相溶化剤が重要な役割を果す。PAとPPのポリマーアロイの相溶化剤としては、一般に無水マレイン酸などで酸変性されたPPが用いられる。この系では、ポリアミドの末端基のアミノ基とPP中の酸が反応によりグ……
ゴムタイムス社 水中ケーブルに採用 BASFの樹脂添加剤 2019年11月7日 11時 BASFは11月6日、同社のプラスチック添加剤パッケージが、インドの海洋・船舶用ケーブルの大手メーカーであるシーケム・ワイヤー・アンド・ケーブル社が開発した水中ケーブルに採用されたと発表した。このプラスチック添加剤パッケージは、「イルガノックス」シリーズの酸化防止剤と「キマソーブ」および「チヌビン……