ゴムタイムス社 合成ゴム特集 旭化成 SーSBRはハイエンド向けに注力 マスバランス方式で販売構築へ 2024年7月9日 15時 旭化成の23年度の業績を振り返ると、マテリアルセグメントのうちセパレーターや基盤マテリアル、合成ゴム、エラストマー事業などが含まれる環境ソリューション事業の売上高は4950億円で昨年対比11・6%減、営業利益は18億円(同23億円の営業損失)となった。 SーSBR(タフデン®)とBR(ジエン®)などを展……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー CRは流通在庫が停滞で需要低迷 手袋需要は24年に回復見込み 2023年12月12日 12時 東ソーの23年度上半期におけるCR(クロロプレンゴム)の需要動向は、円安進行や原材料価格高騰を背景に国内輸出ともに販売価格は上昇したことで、売上がほぼ計画通りに推移した。ただし、出荷数量は国内輸出ともに需要低迷で減少した。 国内では、自動車関連が回復基調にあるが、未だ流通在庫が停滞し、非自動車向け……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン 特殊ゴムが海外で需要好調 タイ工場は高稼働率を維持 2023年12月12日 10時 日本ゼオンのエラストマー事業部は合成ゴム、ラテックスの分野で展開する。 合成ゴムの上半期の需要動向を振り返ると、汎用ゴムは新車向けが半導体不足の解消に伴い、出荷は堅調に推移したものの、中国の景気の回復の遅れから輸出の動きは鈍い。ただし、インドやインドネシアは堅調であったほか、米国も底堅い需要だ……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 デンカ 自動車用途などCR需要低迷 高付加価値グレードに注力 2023年12月12日 10時 デンカはクロロプレンゴム(CR)の「デンカクロロプレン」や「デンカネオプレン」で、世界トップシェアを誇っている。 23年はCRを扱うメーカーにとって、同社含め需要が低迷している状態だ。 同社のCRを展開するエラストマー・インフラソリューション部門の上半期の売上高は572億1800万円で同9・0%……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン Zetpolはタイトな状況続く 高岡工場の能増で安定供給へ 2023年5月16日 14時 日本ゼオンのエラストマー事業部は合成ゴム、ラテックスの分野で展開する。 22年度下半期の合成ゴムとラテックスの需要動向を振り返ると、国産ナフサ価格下落に伴う販売価格改定や出荷数量の減少により、売上高は減少した。合成ゴムのうち、汎用ゴムはアジア向けの輸出が芳しくなく、中国のゼロコロナ政策の影響を受……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 旭化成 生産拠点でサステナブル対応を進める 生産体制が確立し顧客ニーズ調査へ 2023年5月16日 8時 旭化成の環境ソリューション事業本部が取り扱う合成ゴムは、S-SBR(タフデン)とBR(ジエン)などがある。 22年第3四半期までの需要動向を振り返ると、S-SBR(タフデン)は、第1四半期から第2四半期まで地域により需要の濃淡が分かれていたが、ロシアのウクライナへの侵攻や半導体不足による自動車生……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー ドライは自動車分野が低調 手袋需要は24年に回復見込み 2023年5月16日 8時 東ソーは主力のクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」と、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)「TOSOーCSM」を展開する。いずれも山口県の南陽事業所で生産している。 同社がスペシャリティ事業に位置付けているCRの第3四半期までの需要動向を振り返ると、ドライチップは半導体不足の影響が続くな……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 レゾナックホールディングス 手袋需要は在庫消化後に期待 水系接着剤向けで新規開発… 2023年5月16日 7時 23年1月に昭和電工と昭和電工マテリアルズが統合してスタートした新会社「レゾナック」はコア成長事業として、エレクトロニクスとモビリティを挙げており、今後大きく成長を担う事業に積極的に投資を行う。一方で、安定した利益を稼ぎ、投資資金を捻出する収益基盤を築いているのが安定収益事業だ。その事業うち、基礎……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー 新中計でCR2万t能増 タイトな需要環境で安定供給へ 2022年12月13日 13時 東ソーは主力のクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」と、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)「TOSOーCSM」を展開する。いずれも山口県の南陽事業所で生産している。 同社がスペシャリティ事業に位置付けているCRの上半期の需要動向を振り返ると、ドライチップは、アジア地区の半導体不足と中国の……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 デンカ 上期のCRは計画通りに進捗 手袋用途は新グレード開発を推進 2022年12月6日 10時 デンカのエラストマー部門は、世界トップシェアを誇るクロロプレン(CR)を始め、アクリル系特殊合成ゴム「デンカER」、高機能エラストマー「エボルマー」を展開している。 同社の22年度上半期(4~9月期)のCRの需要動向は、需要先によって濃淡があるものの、全体はほぼ当初の計画通りに進捗している。需要……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 昭和電工 手術用や検査用が堅調推移 顧客満足度を高め販売増に 2022年12月6日 10時 昭和電工は、23年1月1日に昭和電工マテリアルズと統合し、統合新会社「レゾナック」としてスタートする。 同社の基礎化学品事業部は、クロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」や塩素化ポリエチレン(CPE)「エラスレン」を製造・販売する。いずれも、川崎事業所で生産をしており、生産能力はショウプレンが年……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン 合成ゴムは全体的に堅調 先を見据えた中長期的な戦略へ 2022年12月6日 10時 22年度上半期の日本ゼオンのエラストマー事業のうち、合成ゴムとラテックスの需要動向を振り返ると、合成ゴムでは自動車減産でSSBRなどが影響を受けたものの、HNBR「ゼットポール」は好調に推移した。またACM「二ポールAR」なども受注残を多く抱えており、合成ゴムの需要としては全体的に堅調であった。ま……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 昭和電工 手術用手袋向けが堅調推移 接着剤用途も需要旺盛に 2022年6月16日 17時 クロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」や塩素化ポリエチレン(CPE)「エラスレン」を製造・販売する昭和電工。 いずれも川崎事業所で生産をしており、生産能力はショウプレンが年産2万3000t、エラスレンが年産5000tとなっている。 21年度(21年12月期)を振り返ると、新型コロナウイルスの影響は受……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 旭化成 SーSBRが好調でフル稼働続く 製品の安定供給の維持を強化 2022年6月14日 7時 旭化成の環境ソリューション事業本部で扱う合成ゴムは、SーSBR(「タフデン」や「アサプレン」)とBR(「ジエン」や「アサプレン」)などがある。 21年度の需要動向を振り返ると、原材料の高騰や物流の混乱、半導体不足によるサプライチェーンの寸断などの影響があったものの、合成ゴム全体の需要は堅調に推移……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 UBE タイヤ用途で需要が堅調推移 環境貢献型の製品開発進める 2022年6月6日 12時 22年度から宇部興産から社名変更したUBEの合成ゴム事業を承継したUBEエラストマー(横尾尚昭社長)。 同社はゴムの代表品種の一つであるポリブタジエン(BR)の中でもコバルト触媒で重合されるハイシスBR「UBEPOL」を製造・販売。合成ゴム(BR)に関わる研究開発・製造・販売を含む合成ゴム事業を……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー 21年度販売・数量とも堅調 事業拡大のため能力増強も視野に 2022年5月24日 7時 東ソーは、主力のクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」と、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)「TOSO-CSM」を展開。いずれも山口県の南陽事業所で生産している。 同社はCR事業をスペシャリティ事業として位置付け、前期に最終年度を迎えた中期経営計画でCRのデボトル増強に取り組んだ。19年か……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 デンカ 自動車関連の需要が堅調 安定供給の対応を最優先に 2022年5月24日 7時 デンカはクロロプレンゴム(CR)の「デンカクロロプレン」や「デンカネオプレン」で、世界トップシェアを誇っている。 21年度の需要動向は年間を通して安定しており、とくに下半期にはさらに回復傾向が強まった。 製品別に見ると、ドライチップは、自動車メーカーの減産の影響で新車向け部品用が若干落ちた。一方……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン ゼットポールの需要が旺盛 高岡工場で23年から能増へ 2022年5月24日 7時 日本ゼオンの中計のテーマのひとつに既存事業を『磨き上げる』があり、エラストマー事業部は「差別化製品の強化」や「各生産ラインの効率化」のコンセプトで、資源や設備の利用効率を向上し、持続的可能性を追求していく。 21年度のエラストマー事業部の需要動向を振り返ると、半導体不足で自動車生産台数が減少する……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 昭和電工 手術・検査用手袋需要が堅調 安定供給を第一に生産効率化図る 2021年11月29日 8時 クロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」を製造・販売する昭和電工の21年度上半期(1~6月)の需要動向は、海上輸送の混雑が輸出に影響を及ぼしたものの、CRの需要は堅調だった。 下半期に入ると、東南アジア地区において新型コロナウイルス感染の再拡大で一部影響を受けたが、CRは好調さを維持している。 ……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン 特殊ゴム需要増で販売が伸長 タイの新工場でACM拡販へ 2021年11月29日 8時 日本ゼオンは今期からゴム事業部とラテックス事業部を統合し、新たにエラストマー事業部を発足させた。 上半期のゴムとラテックスの需要動向を振り返ると、合成ゴムでは昨年の秋頃から自動車生産が回復したと同時に、需要が好調に推移した。その好調さが上半期も続き、フル生産状態だった。汎用ゴムと特殊ゴムは自動……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 デンカ CRの旺盛な需要が続く ドライチップは多様な分野で好調推移 2021年11月29日 8時 クロロプレンゴム(CR)の世界のトップシェアを誇るデンカ。 今期の上半期を振り返ると、新型コロナウイルスの影響により、昨夏頃から自動車メーカー需要の回復とともに需要が回復。前期の好調さが今期に入っても維持した。 製品別では、ドライチップは「あらゆる分野で好調だった。具体的には接着剤、自動車、そ……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 旭化成 BR「ジエン」と「アサプレン」が堅調 樹脂改質用途で家電需要に期待 2021年11月22日 21時 旭化成のパフォーマンスプロダクツ事業本部で扱う合成ゴムは、S-SBR「タフデン」を中心に、BR「ジエン」と「アサプレン」、S-SBR「タフデン」と「アサプレン」がある。 21年度上半期(4~9月)の合成ゴムの需要動向を振り返ると、第1四半期では自動車関連の回復に伴い、新型コロナウイルス感染拡大の……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー デボトル増強が10月に完工 手袋や接着剤用途を強化 2021年11月22日 10時 東ソー(東京都港区、山本寿宣社長)は、主力のクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」と、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)「TOSO―CSM」を山口県の南陽事業所で生産している。 今期は中期経営計画の最終年度を迎え、成長分野の能力増強に取り組んでいる。その取り組みのひとつがCRのデボトル増強……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 大阪ソーダ エピクロマーは国内外で伸長 新規用途の開拓推し進める 2021年11月22日 10時 大阪ソーダの機能材事業部は、世界トップシェアを誇るエピクロルヒンドリンゴム「エピクロマー」、新規事業として本格的に注力するアクリルゴム「ラクレスター」といった特殊合成ゴムを取り扱う。このほか、低燃費タイヤの性能向上に寄与するシランカップリング剤「カブラス」や同社のグローバルニッチトップ戦略の代表……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 デンカ CRが昨年末需要が急回復に 医療用手袋が引き続き好調推移 2021年5月10日 7時 クロロプレンゴム(CR)の世界のトップメーカーを誇るデンカの第3四半期を振り返ると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響より、各用途とも落ち込んでいたものの、急速に回復が進んだ。 「需要の回復は想定を超えるスピードであったため、対応に苦慮した部分もある」(エラストマー部)とし、需要回復に加え、海……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 三井化学 EPDMの需要が昨年末から急回復 製品の差別化図り販売拡充へ 2021年5月10日 7時 エチレン・プロピレンゴム(EPDM)の「三井EPT」を製造・販売する三井化学のエラストマー事業部の販売はグローバルで回復している。 20年度の需要動向は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、EPDMの主用途の自動車が大幅な減産となった結果、昨年4~6月の需要は大幅に減少した。しかし、自動車……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 旭化成 S―SBR次世代製品に注力 顧客ニ―ズ対応し高機能化目指す 2021年5月10日 7時 エコタイヤ向け溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)を中心に製造・販売する旭化成。 同社が扱う合成ゴム製品には、S―SBR「タフデン」、BR「ジエン」と「アサプレン」、SBR「タフデン」と「アサプレン」がある 20年度の合成ゴムの動向は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、上半期は大き……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 宇部興産 BRが昨年末から急回復に 次世代BRとして高付加化価値へ 2021年5月10日 7時 宇部興産の合成ゴム事業は、ゴムの代表品種の一つであるポリブタジエン(BR)、中でもコバルト触媒で重合されるハイシスBR「UBEPOL」を製造・販売する。 同社合成ゴム事業部の20年度の動向は「主要用途であるタイヤ業界は、第2四半期の間、新型コロナウイルスの感染拡大影響により、需要が急減し、対前年……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン 特殊架橋HNBRとACMに注力 耐熱性向上をカギに需要獲得へ 2021年5月10日 7時 日本ゼオンの20年度の合成ゴムの事業概況は、当初はコロナ禍で停滞したが、昨年8月から徐々に回復基調となり、特に汎用ゴムは自動車生産の回復とともに早く需要が戻った。一方、特殊ゴムは回復の戻りが若干遅れたものの、10月以降は前年実績を上回る状況だという。 その要因として「お客様の製品在庫や各部品の……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集住友化学 エスプレンを高機能化へ 高耐寒性グレード適応広がる 2021年4月19日 7時 エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)の「エスプレンEPDM」を製造・販売する住友化学。 20年度のエスプレンEPDMの動向では、4~8月は自動車生産の減少に伴い販売が減少したものの、国内は9月から需要が本格的に回復しはじめた。海外では、5月から中国が早く需要が戻りはじめ、他国よりも回復が早……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー 医療用手袋の需要が堅調 南陽事業所能増で需要増に対応 2021年4月19日 7時 東ソー(東京都港区、山本寿宣社長)は、主力のクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」を山口県の南陽事業所(年産3万4000t)で製造している。 20年度を振り返ると、新型コロナウイルスの影響により、昨年5、6月までは販売減だったものの、7月以降は回復基調を示し、9月からはアジア地域を中心とした……
ゴムタイムス社 デンカ 青海工場でデボトル増強 医療用手袋向け需要に対応 2020年7月13日 7時 クロロプレンゴム(CR)の世界のトップメーカーであるデンカ(東京都中央区、山本学社長)は、新潟県の青海工場で、昨年10月の定修時にデボトルによる年間数千トンの能力アップを予定通り実施した。ラテックスの供給能力も増強され、需要が拡大する医療用手袋向けラテックス需要に対応する。 同社のCR「デンカク……
ゴムタイムス社 ラテックスへのシフトを継続 手袋・接着剤・土木に注力 2020年7月13日 7時 昭和電工(東京都港区、森川宏平社長)は、クロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」を川崎事業所(年産2万3000t)で製造している。5月現在、新型コロナウイルス流行に端を発する世界的な需要減退を主要因に、前年比で販売数量は減少しており、生産は販売量見合いとなるが、新型コロナウイルスの感染防止対策を……
ゴムタイムス社 宇部興産 高付加価値化を推進 顧客満足度世界一へ 2020年7月13日 7時 宇部興産(東京都港区、泉原雅人社長)のポリブタジエンゴム(BR)「UBEPOL・BR」は、大半がタイヤ向けとなる。19年度の国内需要は、年度末に新型コロナウイルスの影響があったものの、ほぼ前年度並みで推移した。地域別では、国内は需要が安定し、千葉工場(年産12万6000t)でフル稼働が続いた。一方、……
ゴムタイムス社 旭化成 第5世代を積極的に拡販 ニーズの多様化に対応 2020年7月13日 7時 溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)を製造・販売する旭化成(東京都千代田区、小堀秀毅社長)の合成ゴム事業部では、シンガポール工場の生産能力増強が昨年1月に完工し、本格生産を開始した。この3万tの能増で、シンガポール工場は2系列で年産13万tの能力となった。川崎製造所(年産10万5000t・……
ゴムタイムス社 JSR SSBR販売堅調で4%増 3拠点体制本格始動へ 2020年7月13日 7時 JSR(東京都港区、エリック・ジョンソンCEO)の19年度は、米中貿易摩擦の影響で中国を中心に自動車生産が落ち込んだことに加え、2月以降に新型コロナウイルス感染拡大を受けタイヤメーカーが一時操業停止や生産縮小を実施したことも重なり、グローバルでは年間を通して低調に推移した。 エラストマー事業では……
ゴムタイムス社 日本ゼオン タイのACM新工場が完工 特殊架橋タイプHNBRも注力 2020年7月13日 7時 日本ゼオン(東京都千代田区、田中公章社長)の19年度は、需要家の景況が総じて芳しくなく、8月以降出荷にブレーキがかかった。これは、自動車産業の世界的な低迷の影響が大きいが、建設機械、工作機械など一般工業品用途も同様に厳しい状況となった。合成ゴム事業は、数量は前期比2%減、売上は同11%減。売上の減少……
ゴムタイムス社 東ソー 南陽事業所でCR能増 医療用手袋需要に対応 2020年5月4日 10時 東ソー(東京都港区、山本寿宣社長)は、クロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」を山口県の南陽事業所(年産3万4000t)で製造している。19年度は、6月ごろまで需給がタイトだったが、その後は米中貿易摩擦に起因する需要減速でタイト感は解消し、新規の引き合いへの対応も始めた。同製品はアジア向けの輸出が……
ゴムタイムス社 三井化学 新型コロナの影響不透明 収束後の安定取引構築ヘ 2020年5月4日 10時 三井化学(東京都港区、橋本修社長)が製造・販売するエチレン・プロピレンゴム(EPDM)「三井EPTTM」。日本の製造拠点は千葉県の市原工場(公称能力9万5000t)で、6割強を自動車関連の用途が占める。また、中国への供給は上海中石化三井弾性体(SSME、公称能力7万5000t)が担う。 19年度は……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 特集概要 自動車向け需要回復に期待 コロナ収束見据え開発にまい進 2020年5月4日 9時 合成ゴムは、タイヤや部品など自動車向けを中心に多様な分野に需要が広がるが、2019年は米中貿易摩擦を端緒に世界経済が減速した影響を受け、自動車関連を中心に需要が全般的に弱まった。 合成ゴム工業会がまとめた19年の生産実績によると、合成ゴム全体の生産量は153万1092tで前年比2・4%減となり、……
ゴムタイムス社 住友化学 さらなる高機能付与を推進 対話深め迅速な製品化へ 2020年5月4日 9時 エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)の「エスプレンEPDM」を製造・販売する住友化学(東京都中央区、岩田圭一社長)。19年度は市況と原油価格の下落等で難しい対応に迫られる年度となり、18年度比で販売数量がやや減少した。今年2月からは、新型コロナウイルスの影響で中国での需要が落ち込んでいる。世……
ゴムタイムス社 JSR タイヤ用新SBRを開発 四日市工場で量産化にめど 2019年11月5日 10時 JSR(東京都港区、エリック・ジョンソンCEO)は、乗用車タイヤ用に強度、耐摩耗性、耐久性を大幅に改善した新しいスチレン・ブタジエンゴム(SBR)を開発したと今年9月に発表し、米国で10月初旬に同材料に関する学術発表を行った。山脇一公・上席執行役員エラストマー副事業部長によれば「これは全く新しいポ……
ゴムタイムス社 日本ゼオン ACM新工場、20年春に完工 耐熱性向上品近く上市 2019年11月5日 10時 日本ゼオン(東京都千代田区、田中公章社長)の19年度の上半期は、需要先の景況が総じて芳しくなく、特に6~8月は需要が弱含みとなった。米中摩擦や各国の保護主義などの諸問題が全てマイナス要因となっている。合成ゴム全体の動向を見ると、販売数量は前年同期を上回ったが、原料価格下落に伴い製品単価が下がり、売……
ゴムタイムス社 三井化学 海外販売 期初予想下回る 差別化製品 自動車部品で評価 2019年11月5日 9時 三井化学(東京都港区、淡輪敏社長)が製造・販売するエチレン・プロピレンゴム(EPDM)「三井EPT」。足元の需要環境について、エラストマー事業部の水川修一EPTグループリーダーは「取引先の部品メーカーやコンパウンダーからの引き合いがかなりスローダウンしている」と説明する。 千葉県の市原工場(公……
ゴムタイムス社 宇部興産 高付加価値品比率を拡大 新規触媒BRの開発促進 2019年11月5日 9時 宇部興産(東京都港区、泉原雅人社長)のポリブタジエンゴム(BR)「UBEPOL・BR」は、大半がタイヤ向けとなるが、19年度上半期は新車生産台数の世界的な落ち込みに連動して需要が弱まった。同社のBR事業は近年、年率2~3%の成長を維持してきたが、今年度は横ばい程度となる見通しだ。 地域別では、国……
ゴムタイムス社 住友化学 新工場のコスト優位強調 耐寒性向上品に注力 2019年11月5日 9時 エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)の「エスプレンEPDM」を製造・販売する住友化学(東京都中央区、岩田圭一社長)。7~8割が自動車部品向けの同製品だが、19年度の上半期は顧客の在庫調整などで販売が鈍化し、海外向けや、海外拠点を持つ日系自動車部品メーカー向けの販売が減速した。中国、インド、……
ゴムタイムス社 デンカ ドライのタイト感緩和へ 青海の能増、年内に完工 2019年11月5日 9時 クロロプレンゴム(CR)の世界のトップメーカーであるデンカ(東京都中央区、山本学社長)。新潟県の青海工場(年産10万t)と米国DPE社(推定5万t)の2拠点体制で製造する同社のCR「デンカクロロプレン」は、その8割以上が輸出向けとなるが、19年度の上半期はアジアを中心に需要の停滞が見られ、売上が前年……
ゴムタイムス社 東ソー 南陽事業所の能力増強 手袋用途拡大に期待 2019年11月5日 9時 クロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」の需要が堅調に推移する東ソー(東京都港区、山本寿宣社長)では、南陽事業所(年産3万4000t)でのフル生産、フル販売が続く。 CRのタイトな需給環境は、中国やインドで需要が停滞気味となったことに加え、欧州メーカーの能増などによる供給増を受け、若干緩和した……
ゴムタイムス社 昭和電工 ラテックス販売が伸長 生産性向上で安定供給 2019年11月5日 9時 クロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」を製造・販売する昭和電工(東京都港区、森川宏平社長)は、川崎事業所(年産2万3000t)でフル生産・フル販売を継続している。 CRは、この2年ほど需給がひっ迫していたが、アランセオの生産能力増強や中国メーカーの生産再開で供給難が緩和され、今年4~6月には……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 特集概要 CR各社が能増に着手 S―SBRの好調続く 2019年11月5日 8時 合成ゴム工業会がまとめた1~6月の合成ゴムの生産実績によると、生産量は合計78万6014tで前年同期比0・4%減となった。SBRの生産量が前年に比べ5%減となったほか、NBRを除く全品種が前年実績をやや下回った。 品種別の生産量を見ると、タイヤ向けが中心の汎用ゴムは、SBRが26万3666tで同5……