ゴムタイムス社 技術士からの提言 第6回 2010年9月6日 12時 第6回 「政府調達『競り下げ方式』導入に思う」 7月5日の日経新聞1面に「政府調達 競り方式で安く」という記事が掲載された。政府は物品や資材を調達するための入札時に、複数の業者がインターネット上などで安値を競り合う「競り下げ方式」を導入する方針を固め、6日(報道の翌日!)に閣議決定するという。……
ゴムタイムス社 技術士からの提言 第5回 下 2010年7月5日 12時 第5回 下 「はやぶさの感動」 はやぶさ後継機の開発予算は、2010年度概算要求で17億円ついていたのが、政権交代時の見直しと例の事業仕分を経て、なんと3千万円に減額されたのだ(一連のフィーバーで臆面もなく復活しそうではあるが…)。 「なぜ世界一にならなければならないのですか?」と、問う方が事業仕……
ゴムタイムス社 技術士からの提言 第5回 上 2010年6月28日 10時 第5回 上 「はやぶさの感動」 2003年5月に打ち上げられたはやぶさは、数々の障害を乗り越えて、人類初となる小惑星との往復をやり遂げた。その旅は7年を超え、行程としては60億キロを超えたという。最後の姿も日本人の心を揺さぶった。回収カプセルを分離後、本体は燃え尽き流れ星となる。大気圏突入直前に……
ゴムタイムス社 技術士からの提言 第4回 下 2010年4月5日 11時 第4回 下 「さらに進めたい、地震防災で国際的貢献」 シンポジウムでは、今年度建築研究所と政策研究大学院大学が行った、インド、インドネシア、トルコ、ネパール、パキスタン、ペルーの大学や研究機関との、各国のノンエンジニアド住宅の実態を把握する共同研究の成果、および本問題に対する日本の貢献の実績と……
ゴムタイムス社 技術士からの提言 第4回 上 2010年3月29日 12時 第4回 上 「さらに進めたい、地震防災で国際的貢献」 今年は本当に地震が多い。各国で被災された方々に衷心よりお見舞い申し上げる。 災害は忘れた頃にやって来る。中でも地震はその突発性が際立っている。いつ、どこに、どんな地震が襲来するか予測できない。それ故、地震ほど日頃の「そなえ」が重要なものは無……
ゴムタイムス社 技術士からの提言 第3回 下 2010年3月8日 12時 第3回 下 「コンクリートから人へ」ですか? そこへ今回の政権交代、「コンクリートから人へ」のスローガンのもと公共事業費が大幅に削減された。 平成22年度当初予算は5・8兆円。前年度当初予算対比18・3%減は過去最大。ピークだった平成10年度14・9兆円の約4割。 おりしも、ゴールドマン・サックスの予測……
ゴムタイムス社 技術士からの提言 第3回 上 2010年3月1日 11時 第3回 上 「コンクリートから人へ」ですか? 「昨年の政権交代は、一年前の米国大統領選挙同様、「変わる」ことをモチーフとして有権者の支持を得た。その依って立つマニフェストを、政策間の整合性や財源を含めた実現性、なにより日本の将来像について、国民がどれほど考えてあの選択になったのか分からないが、……
ゴムタイムス社 技術士からの提言 第2回 下 2010年2月22日 12時 第2回 下 免震は人類を救えるか 世界の地震国への貢献 それに対し地震動による構造物の崩壊は逃げ場がない。そのため、大地震を経験するたびに人類は構造物の強度を高め、充分な耐震性具備への努力を続けてきた。ところが強度アップで建設コストは上がり、建物が充分頑丈になっても振動は加わるので、建物内部の……
ゴムタイムス社 技術士からの提言 第2回 上 2010年2月8日 11時 第2回 上 免震は人類を救えるか 世界の地震国への貢献 「日本で鍛えられた免震技術を普及させ、ひとりでも多くの人々を地震の恐怖から解き放ちたい」。前回、それには“免震の投資効果”をきちんと伝える「供給者側の自助努力がまだ不足」、という考えを述べた。 今回は世界に目を向ける。 地球上至るところに地……
ゴムタイムス社 技術士からの提言 第1回 2010年1月25日 12時 第1回 免震をもっと普及させよう 世界有数の地震国日本で大きく発達した技術の一つに免震がある。度重なる地震災害から人命や財産を守りたいという切実なニーズが、産・学・官の協働による技術開発を進めてきた。なかでもゴムメーカーの努力で高性能な免震ゴムが作れるようになり実現したと言って過言ではない。 免……